メイン | 2005年12月 »

2005年11月30日

便秘の会話

先日の友との会話。

友 「便秘の男の子がいるんだけど、便秘のパウンドケーキ、いいと思う?」
私 「便秘ったって、いろいろタイプがあるんじゃない?血虚なの?」
友 「やせ型で、陰虚だと思う」
私 「ふうん、でも調理師の卵なんだったら、どんな食材が良いのか教えてあげれば自分で作れるじゃない。」
友 「でも、独り暮らしで自分では作らないと思う。」

私 「それで、この前のパウンドケーキ食べて君は効いた?」
友 「私、便秘じゃないから、よくわからない。」

と、ここまで話をしていて、はたと私は思い出しました。

私 「そういえば、あの後、どっさり出た。いつもより量が多かった。」
友 「そういえば、私も量が多かった。」
私 「ハハハ、自覚してなくても体は正直ね。先生もそう言ってたじゃない。」

考えたら、あれだけ潤腸通便に効く、黒胡麻、胡桃、松子を入れたら、効かない人の方が問題です。
頭では便秘によいと書物に書いてあるのだと考えてはいても、何気に口にしていて、体の方から教えられてしまいました。

2005年11月29日

フードマイレージ

『フードマイレージ』、いったいそれは何? と思いませんか。

マイレージというからには、マイル計算するのか、それにフードというからには食べもののことらしい。
『大地を守る会』の注文書に、フードマイレージなることばが記載されてきて、
POCOなる変な単位も飛び出して、思わずその記事に引き込まれてしまいました。

食物は地球単位で移動中。
日本へは世界各地から輸入されたものが、店頭に並びます。
その輸送距離を減らして二酸化炭素を減らそうというのがフードマイレージの趣旨です。
POCOは単位で、二酸化炭素100gに対して1POCOです。
したがって、国産の食物を食べれば食べるほどPOCOを獲得できて、フードマイレージが増えます。
POCO対象品目というのがあるので、すべての食品でそれが適用されるわけではありませんが、それほどPOCO、POCOと気にせずとも、お米や醤油、それに味噌などを注文するとPOCOが自然と増えて行きます。

ただ今の私のPOCOは、

今週減らせたPOCOは、32.1POCO
今週までで、減らせたPOCOは、100.4POCO
POCOを減らして、アンケートに答えて、プレゼントをもらおう。

と、書いてありました。ただ今、キャンペーン中なのです。

『あれ、何を注文したのかな』
積極的にマイレージに参加しているという気持がなかったにもかかわらず、着実にPOCOは増えていく。
それで、少しは二酸化炭素削減に貢献したかなと嬉しくなるのですが、その反面、薬膳を勉強していると、中国製の中薬やお酒、食器なども買ったりするので、輸送料は当然かかるし、食物の作り方も安全性に問題があるのではと、疑問に感じたりしています。

矛盾を抱えつつも、楽しいので、本日の薬茶は何にしようかともくろんだりしている今日この頃です。

フードマイレージ詳細は、http://www.food-mileage.com

2005年11月27日

便秘のときのパウンドケーキのレシピ

パウンドケーキを友だちが食したところ、妙に評判が良かったので、作り方を記しておきます。
基本的にパウンドという名のとおり、約半ポンドずつの卵、砂糖、バター、小麦粉を使っています。1ポンドずつ材料を入れると2本のパウンドケーキができます。
私はベーキングパウダーを通常使わないので(自然食の人は普通は使いません。BPは添加物です。)、卵の膨らむ力だけで作っています。それゆえ、スポンジのような柔らかな食感にはなりませんが、その持つとずっしりと重たいパウンドケーキが好きなのです。

材料
バター 半ポンド(225g)
卵 4個
洗双糖 200g
小麦粉 200g
胡桃 80g
松の実 60g
炒り黒胡麻 50g
枸杞 50g、枸杞が浸るくらいのラム酒
(枸杞とラム酒以外はすべてオーガニック)

作り方
1. バターを柔らかくなるくらい(溶かしてはだめよ)電子レンジにかける。
2. へらでかきまぜて、砂糖を加えてさらによく混ぜる。
3. 卵白は泡立てておく。
4. 卵黄を加えてさらにかきまぜ、ナッツ類を入れる。
5. 卵白をさらに入れて、ふるった小麦粉を入れて混ぜる。
6. 型にオーブンシートを敷き、生地を流し込む。
7. 170度のオーブンで約40分焼く。(ちなみに家のオーブンはガスのコンベックです)

2005年11月26日

便秘のときのパウンドケーキ

実がいっぱいのパウンドケーキ

最近、あまりケーキを食べたいという欲求はなくなっています。けれど、どっしりと重たいパウンドケーキは別。ときどき無性に食べたくなります。
ごく普通の中身のときは、レーズン、胡桃、ブランデーで作りますが、どうせ作るならひとひねりしてと、胡桃、胡麻、松の実、枸杞で作ってみました。

血虚の方の便秘にぴったり。 そう、虚秘には効きそうです。種系は脂肪分が多く、腸の中の滑りを良くするので、便秘がちの人には常食していただきたい食品です。
お菓子になってしまうと、バターも砂糖もたっぷり入っていますから、健康的とはいえないかもしれませんが、そこは甘い物を食べたいときの言い訳ということで。

私が使った砂糖は、『洗双糖』というザラメのような砂糖で、黒砂糖とまではいかないまでも、いわゆるミネラルシュガーといわれているものです。白砂糖、黒砂糖では、それぞれ微妙に作用の仕方が違いますが、その中間のデータがないので、白の場合と黒の場合を記しておきます。

中医学は中国の伝統医学なので、古来より食されている食品に関しては、調べがついているのですが、洋ものや新しい食品(たとえばコーヒー)などは、人によって違うことをおっしゃっていたりします。紅茶はお茶には違いないから凉だとか、醗酵させているから温だとか。

体を温めるのか冷やすのか、全然違うことを言っていると、非科学的な理論のような気もしてきますが、食品の四気を測るのはむずかしいのだそうです。機械を使ってみても、凉の性質をもつ食品でも、体内に入ってすぐの状態のときには熱を出すので温かと思われる。しばらくすると、体は冷えてくるということらしい。確かに、食品は熱量(カロリー)という単位で計算されたりしますよね。

材料 五味 四気 帰経 効能
黒胡麻 肝、腎 滋養肝腎、潤燥滑腸
胡桃 腎、肺 補腎固精、温肺定喘、潤腸、排石
松の実 肝、肺、大腸 潤肺、滑腸
枸杞 肝、腎、肺 滋補肝腎、明目、潤肺
鶏卵 白身:涼、 黄身:平 心、腎 全体:滋陰潤燥、養心安神、 白身:清肺利咽、清熱解毒 、黄身:滋陰養血、潤燥熄風、健脾和胃
バター 微寒 肝、脾、肺、腎、大腸、小腸 補五臓、益気血、潤燥止
小麦粉 心、脾、胃、腎 養心、益腎、除熱、止渇、通淋、止瀉
白砂糖 潤肺生津、補益中気
黒砂糖 脾、胃、肝 補中緩肝、和血化瘀、調経、和胃降逆

2005年11月25日

中華枸杞

中国の枸杞の実この写真は、北京の薬草園でとったものです。日本の枸杞の実に比べて、中国の枸杞の実は細長いと思いませんか。

昔、おばあちゃんが山から枸杞を掘ってきて(どこから取ってきたんでしょう)、庭に植えていました。
おばあちゃんは、どこからか便秘に効くと言われて枸杞酒を作り、それをせっせと飲んでいました。
私の中では、変な臭いのするお酒というイメージが定着していたせいか、すっかり枸杞はまずいと思い込んでいました。
薬膳を習い始めた頃、漢方薬局で枸杞の話をしたところ、店主の奥様が「ちょっとほろ苦くておいしい」というではありませんか。えっ、私のイメージと違う。

おいしいとおっしゃるなら試してみようと、食品店で枸杞を購入し、そのまま食べてみると結構おいしいではありませんか。ちょっとほろ苦いけど、まさしくごく普通のドライフルーツです。おばあちゃんのあの枸杞酒はなぜあんなにおいしくなかったの?おまけにまずかった。今は亡きおばあちゃんに作り方を聞くことはできませんが、きっとあのお酒は生をそのまま入れていたにちがいない、と推測しています。

薬膳料理の代名詞のようにいわれている枸杞ですが、肺を潤し、視力をよくし、肝腎を補う作用があります。
しかし、便秘に効くとはあまり効いたことがありません。おばあちゃんは、いったいどなたからそんなことを聞いたのでしょう。

詳細:薬膳情報.net

2005年11月24日

テンプレートのindex.htmlが壊れました

StyleCatcher からテンプレートをとったら、二つのCSSに import したリンクで、ウィンドウの中にはCSSが表示されませんでした。エディターで編集しながらアップロードを繰り返しましたが、メインのページは変更できても、個別のページのCSSがどうしてもわかりません。

いい加減いやになって、もう変なままでいいやと、記事の中にライブAmazonのコードを入れて再構築をかけたら、途中で通信がとだえてしまい、再びログイン画面が出てきました。不審に思いつつログインしなおすと、テンプレートの index.html の特定の部分が、「??????」表示になり、それに気づく前に再構築してしまったので、検索やコメント、トラックバックといった項目がすべて「??????」状態になってしまいました。なんということ。

気をとりなおして、MTをインストールしなおしましたが、てんで治りません。仕方がなく、データベースから初期化してMTをインストールしなおしました。 また StyleCather からインストールするのは、とても面倒なのでデフォルトのテンプレートをそのまま使うことにしました。

こちらはアーカイブのページにそれぞれのCSSが表示されていて、修正しやすいではありませんか。初めからこれを使っていれば簡単だったかも。StyleCatherのテンプレートはインポートしている分、どこでスタイルを規定しているのか非常にわかりにくいです。

怪我の巧妙で、結果オーライですが、またこのようなことがあったら大変と、テンプレートのバックアップはしっかりとりましたよ。

Movable Type 難解です

ブログは、思いつくままホイホイ気軽に書けそうで、サイト上でまとまらないものでもエントリーできるイメージです。

そこで、Movable Type を入れてみることにしました。設置するところまでは、比較的楽にできたのですが、そのあとのMT上の設定で不具合が出てくることしきり。

ブログを作ったことがないので、他のポータルサイトのものがどんなものなのかもわかりません。

途中で別サイト http://www.nyanderful.com に、Seesaa を入れて試したりもしてみました。Seesaa に比べると、MTってなんてやっかいなんでしょう。

そのやっかいさ加減とは、

1. レンタルサーバー(私はXrea を借りてます)に MySQL を設定しなければならなかった。
どうやって設定するの?、それに設定するためのIDとパスは?(すっかり忘れていました)

2. レンタルサーバー側が用意しておいてくれた自動インストールを使ったおかげで、設置はすんなりいった。
ところが、今度はMTをダウンロードする際に使ったIDとパスがわからなくなり、問い合わせるはめに。

3. バージョン3.2 を入れたのに 3.17 対応の本を見ながら、First Weblog を削除したおかげで、ブログの項目をクリックするだけでエラーになり、新規のブログも作れなくなった。

4.もう一度、最初からやりなおそうとアップロードしなおしたのに、同じ状態は続く。結局、MySQL のデータベースも初期化し、インストールしなおしたらFirst Weblogが表示された。

5. 公開の設定でサイトのURLを初期状態のまま、とりあえずOKにしたら、自サイトの index.html が書き換わってしまい、何も記事のないプログがサイトのトップページになってしまった。
いったん書き換わってしまうと、設定画面で変更しただけでは変わってくれないので、public.html の下にweblogフォルダーを作り、またインストールしなおした。
(よく考えたら、当たり前ですよね。トップページが書き換えられたのに気づいたときには驚きましたよー。)

6. とりあえずエントリーしてみたら、トラックバックURL が IDとサーバー名が入ったものになってしまった。
mt-config.cgi 上のパスを書き換えても、サイトは書き換わってくれないので、仕方がなくまたインストールしなおした。
( このときは、うまく書き換わりませんでしたが、その後何回も再インストールしなおしていますが、『公開』のページでサイトのURLを書き換え、 mt_config.cgi のCGIPath も書き換えて再構築すると反映されるようです。なぜ、最初のときはできなかったんでしょう。)

7. StyleCatcher を入れてみたが、エラーが出て使うことができない。
http://yohsuke.net/archives/pc/movabletype_32/index.shtml#000056
上記URLの方の、『メインメニューに行かずにシステムメニューから』、というのを試したところ、使うことができるようになりました。

この先も、何か新しいことをするたびに悩みそうなMTですが、せっかく1サーバーなら無償で使用できるのだし、カスタマイズしようと思えば好きなだけできそう。無料のブログサイトは、人気のところはサーバーが重そうだし、自分で何でも設定しなければならないのは億劫ではありますが、仕方がない。