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チャングムは百日間山菜を取ってきた

幼いチャングムにハン尚宮は、百日間山菜を取ってくる訓練をさせます。
その中でハン尚宮は次のように言っています。

「芹の独特な香りは食欲を促すうえ、胃を丈夫にするの。また毒消しの働きもあるから、ふぐ料理に芹を入れるのはそのためよ。これは三つ葉ね、これは香りが独特で塩を少なめにしてもおいしく食べられるの。だから消渇(ソガル、糖尿病)患者にはとてもいいのよ。これはクサノオウ(白屈菜)よ。絶対食べてはいけないものです。」


芹の性味は、甘、辛、凉で清熱利尿、止血、止帯の作用があり、三つ葉は甘、微凉で散瘀(滞ったものを散らす)の作用があります。
三つ葉が糖尿病患者にいいというのはここで知りましたが、確かに消渇という名前がついているように喉の渇きを訴える症状がある病ですし、塩が少なくても食べられる食物は適していると思います。

ちなみに、糖尿病患者に良い食品は、
とうもろこし、えんどう豆、緑豆、アロエベラ、セリ、山芋、椎茸、舞茸、西瓜、フナ、なまこ、天花粉(シナカラスウリの根)、 枸杞の実および根、地黄(ジオウの根)、天門冬(クサスギカズラの根)、五味子(チョウセンゴミシの実)、烏梅(未成熟の梅の実を燻蒸したもの)、葛根知母(ハナスゲの根)、高麗人参莵絲子(ネナシカズラなどの根)、黄精(ナルコユリなどの根)、黄耆(チャングムの中にも出てきたキバナオウギ)、
といわれています。

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