さいまき海老
先日、珍しく、近所のスーパーに生きているさいまき海老を売っていました。
おおっ、車海老のちっちゃいのが売られてる。
それもポリ袋ではなく、いかにも市場で使われてます風の茶色の紙袋に入れてくれるので、たった2尾ですが、買ってしまいました。
ところが、ちょっと前に生き車海老の剥き方を教わったはずなのに、すでにすっかり忘れ、何と背側から頭をぽっきり折ろうとしてしまいました。十字を切りつつ。
毎日、生き物をいただいている人間は、切り身やすでに死んでいる食材を調理していると、殺生したものをいただいていることをすっかり忘れてしまいますが、目の前に動いているものを殺生するのは勇気がいります。
それでも、結局、殻ごと頭もカリカリになるまでソテーしていただいてしまいました。
甘味があって、身がプリプリして、冷凍海老にはない生気までもらって満足感いっぱいです。
鮮度が良いということは、『気』もいっぱい残っているということ。
野菜だって果物だって、日にちがたつにつれ『気』もどんどん消耗していき、くたびれていきます。
疲れているときは、自分の中に『気』を取り込むために新鮮なものを食べる。
これって大切なことですね。