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春雨の和え物

春雨の和え物

韓国の宮廷料理は、五行(木火土金水)にそれぞれあてはまる(青赤黄白黒)を意識して、これらの五つの色を入れた料理がよく作られていたようです。
それで、五色を意識して入れてみるとどうなるかと思い、作ったみたのがこの春雨の和物です。
チァプチェの部類に入るんでしょうか。

五色 材料 五味 四気 効能
青(緑) わかめ 消痰散結、利水消腫
枸杞 滋補肝腎、明目、潤肺
滋陰潤燥、養心安神
春雨 清熱解毒、消暑
黒胡麻 補益精血、潤燥滑腸

春雨は緑豆の性味や働きを記述しています。
暑いときに食べるには良い食品だけれど、冬はあまりよくないのを知りつつ、少量だからいいかと入れてしまいました。
五色使うと、気、血、水、いろいろなところに効きそうですね。

酸味に使用したのは、『柿酢』です。
柿を醗酵させて作ったものです。
チャングムのお母さんと若き日のハン尚宮が、どちらかが最高尚宮になったときに使うと約束して、土の中に大事に埋めておいたのも、柿酢でしたね。
米酢に比べると、リンゴ、ブドウなど果実酢は一般的にマイルドですが、この柿酢も非常に口あたりが柔らかいです。
ドラマでは、チャングムが競合試合のときに、やはりオスクチェ(魚と茹でた野菜の和え物)に柿酢を使っていました。

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