ショートニング(疑わしきには近寄らず)その2
ショートニングはトランス型脂肪酸だから、自然界に存在せず人工的に作り出されたもの、という記事を読み、あらまあ、となっていた私ですが、どうやらそれに対しての反論もあるようです。
トランス型脂肪酸が、なぜ人体に悪いのか、牛や羊の胃にも存在するから、天然物にもあるものを悪者呼ばわりするのはおかしい、というのがその論点のようです。
しかし、牛や羊は人間が飼料を与えて飼っている動物。
もし、与えた飼料の中にトランス型脂肪酸を含むものを与えていたら、もちろん彼らの胃袋にそれが存在するはずです。
20世紀初頭には、日本人にはほとんどなかったトランス型脂肪酸が、最近は増えているという記事も読みます。
蓄積されているのだと、思わざるを得ません。
天ぷらなどの揚げ物により、油のなかにトランス型脂肪酸が増えるという記事もあり、だから人工的に作られたものが悪い、天然物は良いの構図は成り立たない、と論じる方もいらっしゃいます。
ショートニングを外に出しっぱなしにして実験をしてみればよいのですよね。
でも、そのためにショートニングを買いたくありません。
はたして、ショートニングは、虫たちがたかったり、腐敗したりするのでしょうか。
人工的に作り出されてきた食物の中では、後になって健康に悪いものだとわかるものもあります。
やはり、経験的に伝統的な長年人間が食べものとしてきたものが、本来の人間の食物なのではないでしょうか。
ショートニングなぞは、工業的に大量に生産、もしくは大量に作る必要があるパン屋さんなどの使い勝手を考える人たちが使うものであって、家庭で安全に手作りしたい人たちが使うべきではないと、思うのです。