オケラの根って何だっけ(チャングム)
思い込みで書いたりしないように、調べてから記述しているので、Blogおよびサイトに記載していることを私が覚えていると誤解されませんよう。
意識的に記憶の容量に制限を設けないようにすれば、どんどん入るのではないかとは思っているのですが、加齢には勝てず覚えているはずでも取り出せないことが多い。
地道に繰り返すか、好奇心を全開にして楽しむしかないですね。
一昨日のチャングムは、疫病ではなく食中毒だったということをチャングムがつきとめる、という話でした。
「それでは、処方を変えなければ。
生姜を煎じて、〇〇とオケラの根を...」
生姜は生姜湯にして患者に飲ませ、さらにオケラの根とその他の煎薬を与えていました。
(生姜湯に関してはチャングム公式ページをごらんください。)
オケラ、オケラ...オケラって、生薬は何だっけ?
ああ、情けない。
大量の情報が頭に叩き込まれると、一つ一つの印象の強いものしか残りません。
いわれとか付属の情報が付いていると、ちゃんと覚えてるんですよね。
オケラとは朮(ジュツ)のこと、白朮と蒼朮があります。(神農本草経参照。)
皮を剥いたものを白朮、そうでないものを蒼朮といったようですが、市販されているものは、白朮がオオバナオケラ、蒼朮がホソバオケラかシナオケラです。
効能から考えると、朝鮮半島でのオケラは白朮らしいのですが、京都八坂神社で大晦日に行われるオケラ参りのオケラが白朮のことだとは知りませんでした。
厄除けの意味があったんですね。
(生薬の玉手箱参照)