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野菜だけでフルコースを作っちゃうなんてすごい!

野菜料理の指南書は数多かれど、たいていの本には肉や魚もしくはチキンスープが使われています。
別に私はベジタリアンではありませんが、野菜料理でハッとするものがほしいと思うときに見るのが、カノウユミコさんの本です。
菜懐石「仙」の亭主という肩書の持ち主で、思わずうなっちゃう料理がズラズラと登場します。

なぜか、ベジタリアン料理には、もともとは肉料理だったりするものを野菜や豆などで肩代わりしたものや、元は卵料理なのを豆乳で代用したものなどがあって、私的にはそういう料理は野菜に対する冒涜のような気がするのです。
野菜ばっかり食べていると肉や魚や卵が恋しくなる、精進料理などには、鰻の蒲焼に似せたものとかありますよねえ。
そういうのは、何となくいじましいような気がして。

そういう代用料理ではなく、野菜そのものが主役になれる料理本、それがカノウユミコさんの本なのです。
びっくりしますよ〜。

「きゅうりのグリル・サルサソースかけ」(焼いて甘味が増したきゅうりに、ピリットとさわやかなソースが合います)
「甘酒のバニラクリーム」(甘酒のコクと甘みをいかしたヘルシークリーム)

そして、極めつけは「ベジタブルでフルコース」です。
● きゅうりでフルコース−デザートはきゅうりのシャーベット
● 大根でフルコース−大根の塩釜焼きなんてナイス
● れんこんでフルコース−れんこんの黒米詰め薬膳デザートなんて脱帽です

これらの本が「すごい」と思えるのは、野菜の持ち味を生かしていて、通常のだしやスープを使っていないんですよねえー、ほんと、すごいです。




コメント

野菜料理って大好き!!私も豆やデンプンで肉や魚に見立てた料理は凄いとは思うけど、野菜が食べたい時はそれじゃダメですよね。カノウ ユミコさんの本探してみようっと。アマゾンに頼んだ方が早いかしら。

たぶん、amazonの方が早いと思います。
私は、たまたま書店で「ますます菜菜ごはん」を手に取り、買わねばという使命感にも似た気分になりました。
そのときは、「菜菜スウィーツ」はあったのですが、買いませんでした。
でも、「ますます菜菜ごはん」をよくよく見ていたら、すご〜い。
で、思わず他の2冊もamazonで注文してしまいました。
「菜菜ごはん」というのもあるみたいですが、私は持っていないので、内容がわかりません。

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