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南陽では足裏反射が盛ん

「足裏って体力使うの?」

と、夫が突然尋ねました。
先日の朝日新聞の記事で、疑問が湧いたようでした。

その記事によると、中国南陽の農村地帯では、足反射に携わっている人が多いということでした。
足反射のチェーン店が、技術を養成する学校を開き、先生は足反射の国家資格を持っているということや、体力を使う仕事なので、35歳くらいまで、とあり、すぐに現金収入になる足反射の技術を習得した稼ぎ頭の女性の中には、父親の借金を7割方返済したということでした。
でも、その女性は、お金を貯めたら、企業の秘書になりたいんだとか。

整体のように、ボディ全般にアプローチしなければならない仕事に比べれば、足反射そのものがそれほど体力を必要とするとは思えないので、相当の人数の客をこなしていると推測されます。

だからなのでしょうか。
「心をこめて揉んでいる」というわりには、別の職業を望んでいるのは、やはり肉体労働だと感じているからでしょう。
足部反射療法は、中国では医療として位置づけられつつあるというのに、残念なことです。
まあ、新聞の記事の書き方が、出稼ぎ労働者扱いのような気がしましたから、当然かもしれません。


コメント

初投稿させていただきます。カオルコです。12年ほど足部反射療法師を仕事としています。
足部反射療法は疲れるか?
答えは疲れるともいえるし、疲れないとも言えます。
疲れないというのは、施術者も椅子に座っているのでラクと言えば楽です。裏を返せば、椅子に座って自由に動けないから疲れるという面もあるのです。姿勢が自由にならないので、特に腰にはきます。その点整体の方が体勢的には楽ですね!
また足部反射療法を施術される側も施術する側も汗をかなりかきます。これは運動の汗ではなくて、体内で処理しきれない気が溢れ出るという感じですね。施術していると手も真っ赤になりますよ!

さて中国で推拿や足部反射療法を体験してみるとわかることなのですが、手が実に慣れています。いかに多くの人を施術しているかがわかります。ですが、雑なのです。愛情が感じられません。中国人は足部反射療法をセラピーだとは思っていません。単なる技術(仕事)なのです。その点医師になると違います。手から気もでるし、不調な箇所を治そうとしていることがよくわかります。
中国では技術者と医師は雲泥の差があるのです。
日本人の細やかさや、患者さんのことを思う気持ちは、世界でもトップレベルだと思います。
足部反射療法はとても効果がでる素晴らしい療法なので、日本人の足部反射療法師がもっと増えてくれるといいなぁと願っています。
初めてなのに、長々と失礼しました。毎回ブログ楽しみにしています♪

コメントありがとうございます。
昨日、足反射の授業を受けていたら、労働の基準というのがあって、その中に一般サラリーマンレベル、一般肉体労働レベルというのがありました。
先生が、「整体はどのレベルだと思いますか」と質問され、一般肉体労働だというので、ちょっとびっくりしました。
最初のうちは、変なところに力が入っていて疲れていても、馴れてくると、はた目ほどは疲れないような気がしていたので、客観的な労働基準を示されて、やはりこれはかなりの肉体労働なのだと実感したわけです。
でも、ずっと坐り続けているオフィスワークより、体を使う仕事の方が、精神と肉体のバランスがとれるような気もします。

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