神農本草経用語解説
見出 | 用語 | 解説 |
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あ | 悪触 | ただれて腐った傷 |
悪瘡 | たちの悪い皮膚病 | |
悪肉 | 悪性の肉塊 | |
安精神 | 精気と神気の働きを安らかにする | |
い | 熨(い) | 生の根をつき潰したものか、汁を絞って患部にあてその上から暖める方法 |
噎(いつ) | 気が喉に詰まって、飲食物が下らない | |
恚怒(いど) | 起こりやすく精神不安を起こさせる | |
遺溺(いにょう) | 寝小便 | |
胃痺 | 胃の働きが鈍くなり、飲んだり食べたりした物の通りが悪くなった病 | |
胃閉 | 胃腸が詰まり、大便もガスも出なくたった病 | |
萎躄 | 足が折れたり萎えたりした病 | |
淫淫痛 | ひたひたとしみこんで痛む | |
陰寒 | 生殖器が冷える | |
陰触 | 生殖器がただれる | |
陰中 | 生殖器の病 | |
引腰背 | 腰や背が引っぱられるよう | |
う | 齲歯(うし) | 虫歯 |
え | 癭(えい) | 目にくもりがかかる |
癭気(えいき) | 耳下のリンパ腺腫よう | |
癭癃(えいりゅう) | 耳下のリンパ腺腫よう | |
萎躄 | 足が折れたり、萎えたりした病 | |
厭穀 | 食事をとるのがいやになる | |
厭食 | 少し食べると、すぐあきるようにする作用 | |
魘寐(えんしん) | 寝ていて悪夢にうなされる | |
お | 黄疸 | 体内に熱がこもり、体中が黄色になる |
往来寒熱 | 悪寒と発作と発熱の発作を、一定の時間を繰り返す症状 | |
瘀血(おけつ) | 血の流れのとどこおりによって生じるもの | |
悪風 | 風にあたるとゾーゾーして気持ちが歩くなる病 | |
温鬼 | 陰にこもった死人のたたり病 | |
温疾 | 冬に寒気にあてられたのに、すぐ発病せず、春になってその陽気に動かされて発病する熱病 | |
か | 瘧(か) | 腹中のしこりが移動するもの |
疥(かい) | 寄生虫による痒い皮膚病 | |
虺(かい) | トカゲに咬まれること | |
開心 | 心臓の働きをよくする | |
開通閉塞 | 閉塞したところがあれば開通する | |
下気 | 上に突き上げた気や、停滞した気を下す | |
咳逆 | 激しい咳き込み | |
化食 | 消化をよくする | |
火熬(かごう) | 火でいる | |
火瘡 | やけど | |
頸下核 | 首の下のぐりぐりのある病 | |
喎僻 | 顔面神経麻痺よう | |
火爛 | 火気により生じたただれ | |
癇(かん) | ひきつけ | |
関格 | 人体の陰気が強すぎて、陽気との交流を閉ざす状態を関陰といい、人体の陽気が強すぎて、陰気との交流を拒む状態を格陽といい、陰気と陽気がともに強すぎて陽は拒み、陰は閉ざす状態をいう | |
関機 | 関節が痛む | |
癇痙 | 急に卒倒して痙攣を起こす病 | |
寒厥 | 手足の先から冷え上がってくる | |
寒泄 | 冷えによる下痢 | |
寒熱 | 悪寒と発熱を伴う | |
寒痺 | 寒気を主とする風邪・寒・湿の気にあてられ、血や気の流れがとどこおり、そのため痛んだり腫れたりするもの | |
き | 悸 | すぐどきどきして胸が苦しくなる |
蚑(き) | 這う虫の邪気 | |
鬼 | 死人のたたり | |
起陰気 | 生殖能力を奮起させる | |
悸気 | 心臓や臍の付近が動悸がする | |
鬼撃 | 死人の呪いの毒気に急激にあてられ、胸や腹がひどく痛んだり、血を吐いたり、下したりする | |
起止 | 手を動かしたり止めたりすること | |
鬼注 | 死人の邪悪な気が人の体に入り込み、悪寒発熱したり、胸や腹が急に痛んだり、精神錯乱を起こしたりし、だんだんと病が重くなるとついには死亡し、一人が死ぬと次々伝染して、一門の大半が死滅する病 | |
瘧(ぎゃく) | マラリアよう | |
逆気 | 下の方から、気がひどく突き上げる | |
久咳 | 咳が長引く | |
久寒 | 長い間寒気にさらされて生じた病 | |
驚 | すぐに物事に驚く | |
狂易(きょうえき) | 気が狂ったようになり、性質もかわってしまうほどの病 | |
胸隔間 | 胸のあたりの病 | |
驚癇 | 急に、何ものかに驚いてひっくり返る | |
胸脇 | 胸や脇の病 | |
狂走 | 狂って走り回る精神異常の病 | |
驚邪 | びくびくとして驚きやすい | |
狂煩(きょうはん) | 熱がこもったため、気が変になって苦しがる | |
胸満 | 胸の中が、いっぱい詰まって苦しい | |
虚汗 | 体の元気が衰えために汗が出る | |
虚羸 | 弱って衰える | |
気癃(きりゅう) | 気のとどこおりによって小便が出渋り、下腹が張る | |
狂惑 | 狂い惑うような精神錯乱 | |
虚羸 | 体が弱って衰える | |
虚労 | 過労により、肉体や精神が衰える | |
筋急 | 筋区がひきつれる | |
け | 鶏子 | 鶏卵 |
痙瘲(けいしょう) | ひきつれたり、だらりとなったりする | |
鶏白蠹能肥猪 | 鶏白蠹は、よく豚を肥やす | |
下血五色 | おりものが青・赤・黄・白・黒の五色を帯びている | |
血瘧(けっか) | 腹の中に悪い血がたまる | |
結気 | 1か所に、邪気が結ばれてできる | |
結固 | しこり | |
血癪 | 寒気が血脈に積み重なって堅くしこりを持ち、痛みを生じる | |
血痺 | 生活の不摂生により血行不良を引き起し、そのために痛んだり痺れたりする病 | |
血閉 | 月桂が以上に閉止 | |
拘緩 | 手足が曲げられるようにひきつったり、だらりと緩んだりする | |
行歩 | 正常に歩く | |
五緩六急 | 五臓のたるみや六腑のひきつれによって生じる病 | |
五木耳 | 桑・楮(こうぞ)・槐(えんじゅ)・楡・柳の5種類の木にできたキクラゲ。檽(じ)という。 | |
結肉 | 肉が結ぼれたように、堅くしこる | |
見鬼 | 死んだ人に会うといった幻覚 | |
健行 | やたらに行動する | |
こ | 哽(こう) | 物が喉に詰まって飲食物が下らない |
項強 | うなじのこわばり | |
口焦 | 口の中が焦げたようにかさかさになる | |
口中爛草 | 口中がただれて臭くなる | |
喉痺 | 息のとおりが悪くなる | |
鉤吻 | フジウツギ科の毒草 | |
膏摩 | マッサージ用の軟膏 | |
拘攣 | 手足が曲がってひきつれる | |
穀道 | 飲食物を消化排泄する胃腸の道 | |
五痔 | 牡痔・牝痔・腸痔・脈痔・血痔 | |
五疸 | 五臓に熱がこもって起こる肝疸・心疸・火疸・肺疸・腎疸 | |
骨間 | 骨の肉に生じた病 | |
骨節中水 | 関節に水がたまる | |
蠱毒(こどく) | 虫を用いたまじない | |
五内 | 肝・心・脾・肺・腎からなる五臓の病 | |
虎魄 | 虎の死後に、その魄気が地下で固まったと思われる琥珀 | |
五兵 | 刀・剣・矛・戟・矢の五兵器 | |
虎狼 | 虎や狼が、年を経て神通力を持ってきた毒気 | |
五労 | 5種類の過労。久しく歩くと筋を傷つける。久しく視ると血を傷つける。久しく座ると肉を傷つける。久しく臥すと気を傷つける。久しく立つと骨を傷つける。 | |
さ | 酸疼 | しびれて痛む |
三虫 | 蛔虫・赤虫・蟯虫 | |
し | 死肌(しき) | 肉が消滅してくる病 |
四肢 | 手足の病 | |
四肢厥気 | 四肢の以上や、特にそれが冷える | |
子汁 | 種子の絞り汁 | |
嗜食 | 食欲増進 | |
七傷 | 食傷・憂傷・飲傷・房室傷・飢傷・労傷・経絡営衝気衝やけがにより生じた病 | |
蛭虫 | 腸の中に寄生する虫 | |
湿瘧(しつぎゃく) | 最初に発熱して、やがて悪寒が来る一種のマラリアのような病 | |
湿痺 | 湿気を主力とする風・寒・湿の気にあてられて、血や気の流れがとどこおり、そのために痛んだり痺れたりする病 | |
湿痒 | じめじめして痒い | |
屎白(しはく) | 鶏糞につく白いもの | |
蛇瘕 | 手足がひきつれて、ちぢこまる | |
蛇癇 | 蛇にかまれて卒倒して痙攣する | |
癪(しゃく) | 寒気の積み重なりによって生じた痛みが、1か所に固定して移動しない | |
雀乱 | ひどく吐いたり下したりする | |
腫 | ふくれあがった腫れ物 | |
聚(じゅ) | 寒気の集まりによって生じた痛みが、あちこちに移動する | |
十二水 | 12種類の水気。青水・赤水・黄水・白水・黒水・黄汗・懸水・裏水・風水・気水・石水・皮水。 | |
周痺 | 邪気が血脈の中にあるため、その血脈にしたがって痛みが上下する病 | |
酒皰 | 酒の飲み過ぎによって生じたニキビようの発疹 | |
宿食 | 食べた物が、何日も胃腸の中でとどこおる | |
擣傅猪瘡 | ついて豚の皮膚病につけるとよい | |
出刺 | 棘を出す | |
出肉中刺 | 肉中の棘を出す | |
恕 | 思いやりのある心 | |
傷陰 | 生殖器を傷つけた | |
消渇 | 喉が渇くのに、いくら水を飲んでも飲み足りない | |
傷寒 | 冬に寒気に障害されて起こる熱病 | |
鄣気 | 山や川から自然に発する毒気 | |
上気 | 下腹部から、気が胸や喉や頭につきあげる | |
常飢 | いくらたべてもいつも腹がすく | |
勝酒 | 酒の毒を抑える | |
傷眥 | まなじりに傷ができた病 | |
傷熱気 | 熱気に傷害された病 | |
仍自化作水 | しばしば自分から変化して水状となる性質がある | |
少食 | 食事がすすまない | |
消息 | 呼吸もよくなしえない | |
傷中 | 内臓の機能を傷つけた病 | |
傷熱 | 熱でやられた病 | |
傷飽 | 胃腸の働きが傷つけられた | |
諸暴 | もろもろのにわかに襲ってきた邪気にやられた病 | |
食諸果不消 | いろいろな果物を食べてあたった病 | |
触瘡 | ただれる | |
諸薬先娉通使 | いろいろな薬物の主薬となったり、補助薬となったりする働きを持つ | |
止利 | 下痢を止める | |
浸淫 | 丹毒ようのおでき | |
水気 | 体がむくんでくる | |
心下 | みぞおち部位の病 | |
心懸 | 心臓がちょうど空中にひっかけられたように頼りなくて胸苦しい | |
身中 | 体の中の病 | |
心痛 | 心臓のある部位が痛む | |
心腹 | 胸や原の部位の病 | |
身皮 | 皮膚上の病 | |
仁 | あわれみ深い心 | |
瞋怒(しんど) | すぐに目をみはって起こり出す精神状態 | |
身暴赤色 | 体がにわかに赤色にかわる | |
す | 水道 | 体内の水の巡行系統 |
せ | 精 | 物の怪 |
猘(せい) | 狂犬 | |
青翳 | 青いかげり | |
生瘡 | 傷を生じたもの | |
精光 | 瞳の光 | |
精魅 | 物の怪 | |
螫毒(せきどく) | 虫に刺された邪気 | |
赤熛(せきひょう) | 皮膚上を真っ赤になり、広がるおでき | |
赤沃 | 赤い血を下す | |
赤淋 | 尿路結石 | |
絶筋 | 筋肉が切れる | |
折跌 | 打撲やつまずき倒れて手足の骨が折れる | |
泄澼 | 体中が熱する | |
赤白 | 血と粘液が出る | |
積熱 | 熱気が体内に積み重なる | |
石癃(せきりゅう) | 膀胱結石 | |
折血 | 内出血 | |
疝(せん) | 下腹に冷えの気が集まり、血がとどこおって痛みとしこりがある病 | |
疝気 | 血がとどこおり痛みを生じる | |
洗洗 | ぞくぞく寒けがする | |
善喘 | ぜいぜい呼吸が荒くなる | |
善忘 | よく物忘れする | |
そ | 瘡(そう) | 皮膚が破れて腐った傷 |
鼠瘻(そろう) | リンパ腺腫ようの病 | |
賊風 | 季節に反して吹いてくる風 | |
息肉 | ポリープのようなもの | |
た | 蠆(たい) | サソリ毒 |
大風 | ハンセン氏病のような病 | |
大水 | 体の表面近くで、ひどく水分がたまって腫れを生じた病 | |
蛇瘧(だか) | 誤って蛇の精卵を飲み込んだために腹中にしこりを生じて、腰や腹が熱して痛み、陰部まで痛みがひきつる病 | |
堕眉 | 眉毛が抜けてなくなる | |
疸 | 熱気がはなはだしく根が深い悪性の腫れ物 | |
噉(たん) | 食べて虫毒した病 | |
短気 | 息切れ | |
痰結 | 水分が結集 | |
淡癖(たんへき) | 水分が以上に停滞して生じた塊 | |
ち | 注易 | 他人に注ぎ移る |
注下 | 出血する | |
中風 | 風邪にあてられ半身不随を起こす | |
猪 | 豚のこと | |
癥(ちょう) | 腹の中に固定した塊 | |
調中 | 胃腸の中の働きを調和する | |
鴆羽(ちんう) | 雲南省にすむという毒鳥 | |
腸間寒熱 | 腸の付近にあるために生じた病や、そのために悪寒と発熱を伴う寒熱痛を起こしたもの | |
長肌肉 | 肌の肉付きの成長を促す | |
腸澼 | 下痢 | |
腸澼(ちょうへき) | 下痢 | |
蓄結 | 留められて堅く結ばれたもの | |
て | 啼哭 | やたらと泣きわめく |
溺有余瀝 | 残尿したり、残尿感がある | |
軼筋(てっきん) | 筋を傷つけた | |
癲癇(てんかん) | 突然ひっくり返って痙攣する病 | |
癲疾 | 癲癇発作 | |
と | 桃梟(とうきょう) | 桃の果実が冬を過ぎて枝についたままで落ちないもの |
疼酸 | 傷みやしびれが激しい | |
蕩滌 | 洗い流す | |
桃蠧(とうと) | 桃の木を食う虫 | |
動揺 | 体を自由に動揺させることが不可能になる | |
蕩練 | あらいきたえる | |
吐逆 | 激しい嘔吐 | |
毒疫 | 激しいはやり病 | |
吐舌 | 苦しがって舌を出してあえぐ | |
な | 内寒 | 体の中に冷えが入り込む |
内衄(ないじく) | お産によって子宮からの出血が止まらない | |
内触 | 体の内部がただれる | |
内痺 | 風・寒・湿の気が内蔵にまで入り込んで、血や気の流れが阻害され、そのため五臓六腑の機能が悪くなる | |
内崩 | 内臓の出血 | |
肉痺 | 風・寒・湿が肉の中に入り込み、血や気の流れがとどこおり、痛んだり痺れたりする | |
に | 乳瘧(にゅうか) | 乳の中にしこりができた病 |
乳痙 | お産の直後に風にあてられ痙攣を引き起こす | |
乳難 | お産による何秒 | |
乳婦 | 産後授乳気の婦人に多い病 | |
乳癰 | 乳腺炎を起こし乳房がはれる | |
熱中 | 異常な熱気が体の内部にこもった病 | |
脳痛 | 脳の中まで痛む病 | |
脳動 | 頭がくらくら動転する | |
は | 敗漆 | 漆かぶれ |
敗疸 | 熱気が強く、根が深い悪性の腫れ物の疸が破れて腐ったもの | |
白禿(はくとく) | だんだんと毛が抜け落ちる | |
白膜 | 目の中に白膜が生じる | |
白沃 | 白い粘液を下す病 | |
白癩 | 白班を生じるハンセン氏病ようのおでき | |
白跪 | 白癬菌 | |
八疸 | 黄疸・酒疸・穀疸・女労疸・黒疸・胞疸・風黄疸・湿疸からなる、体が黄色くなる8種類の黄疸病 | |
煩狂 | 胸苦しく気が狂うほどにひどい症状 | |
煩満 | 胸や腹が張って胸苦しくなる | |
ひ | 痺 | 腹や胸や喉がつかえる |
魅(び) | 物の怪 | |
媚好 | みめよく | |
悲傷 | なんでもないのに嘆き悲しんでばかりいる | |
[月比][月至]裏黄皮 | 鶏の骨の内壁 | |
百節 | 体の節々の病 | |
百虫 | すべての害虫 | |
病酒 | 二日酔 | |
熛熱(ひょうねつ) | 飛び火のような勢いで、熱が全身に広がる | |
眇(びょう) | 目がかすむ | |
ふ | 風痙 | 風邪にあてられて、痙攣を引き起こす |
風湿 | 風気と湿気にあてられ、体が痛んだり重くてだるかったりする病 | |
風瘙身痒 | 風邪にあてられ発疹する病 | |
風頭 | 風気が頭にあたった病 | |
風痺 | 風・寒・湿の気にあてられ、血や気の流れがとどこおり、そのため痛んだり痺れたりする病 | |
不起 | 生殖器が勃起しない | |
伏尸(ふくし) | 邪気が長い間五臓に隠れていて、発作が起こると突然胸や腹が刺されるように痛んだりして呼吸が苦しくなる病 | |
腹中 | 腹の中に多い病 | |
腹中結気 | 腹の中に穴気が滞る | |
伏梁 | 心臓の癪病で、臍の付近からみぞおちまで、腕の太さくらいの棒状のしこり | |
不詳 | 不吉なこと | |
不仁 | 感覚麻痺 | |
伏堅 | しこりが腹中深く堅くなる | |
不足 | もろもろの引用の気が不足して生じた病 | |
賁豚 | 下腹から気が喉に突き上げて、今にも死にそうにしているかと思うと、またけろっと良くなる病 | |
へ | 偏枯 | 半身不随 |
ほ | 膀胱気 | 膀胱経の脈気の流れをよくする |
亡走 | 精神錯乱し、みだりに走り回る | |
暴熱 | にわかにひどい熱を発する | |
補中 | 内臓機能を補う | |
ま | 摩 | こする |
め | 俛仰艱難 | 伏せたり上を向いたりするのが困難 |
む | 夢寤(むご) | よく夢をみて飛び起きる |
め | 面熱黒 | 顔に熱をもち、赤色をとおりこして黒ずむ |
も | 目翳 | 目にかげりを生じて見えにくい |
目腫 | ものもらい | |
目中淫膚 | 目の中の異常や目のまわりの皮膚がただれる | |
目瞑 | 目がよくみえない | |
目欲脱 | 目が抜け出るのではないかと思うほどの重だるい病 | |
ゆ | 疣(ゆう) | いぼ |
よ | 癰(よう) | 悪性の腫れ物で比較的根が浅いもの |
瘍気 | すぐにできものを生じさせる | |
揺頭 | 頭をぐらぐらと揺り動かす症状 | |
余疾 | 他の病が原因でこじれた病 | |
欲死 | 今にも死にそう | |
ら | 雷鳴 | 上気などで、喉がごろごろいう |
り | 留舎 | 動いていくべきものがひきとどまったために生じたもの |
癃閉(りゅうへい) | 小便が出なくなり下腹が張る | |
留癖 | とどこおり | |
療躄 | 足なえをいやす | |
淋閉 | 小便がちびりちびり出て痛み、そのために、ついには出なくなってしまう | |
留癖 | 腹中のとどこおり | |
る | 鼺鼠(るいそ) | 突然ひっくり返って痙攣を起こす |
羸痩(るいそう) | 体が痩せ衰えてくる | |
れ | 瀝(れき) | したたる |
歴節 | 関節から関節へ、次々と痛みが移っていくリウマチのような病 | |
錬 | 錬金術を用いて、仙薬に調整する | |
錬火甘成九光 | 錬金術を施し、酸化と還元を9回繰り返すと、すばらしい輝きを発する九光の丹ができる | |
錬餌 | 仙薬に調整して服用すること | |
ろ | 瘻(ろう) | リンパ腺腫よう |
漏下 | なが血が下る | |
労絶 | 過労がきわまって生じた病 | |
弄舌 | いやにべらべらとしゃべりだす | |
老魅(ろうび) | 年功を積んで怪異な働きをするもの | |
臚張 | 腹の皮が張ってくる |
(注) [ ] 内は一語です。
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