国際中医薬膳師
最近ネット上でも、よく見かけることが多くなった国際中医薬膳師ですが、いったいどんなレベルでどんな資格で、取得難度やどこが認可しているのか、 気になったことはありませんか?
認可団体
『中華中医薬学会』(国家中医薬管理局直属らしいです。)という中国の団体が認可していて、試験は日本で行いますが、20人以上受験者が集まると中国から関係者が試験官としてやってくるそうです。私たちの試験のときは、10人だったので学校側の試験官だけでした。
試験科目
科目 | 配布点数 | 合格ライン | 試験料 |
中医基礎・診断学 | 200 | 120 | 20,000 |
中薬学・方剤学 | 200 | 120 | 10,000 |
中医内科学 | 100 | 60 | 10,000 |
中医営養学 | 200 | 120 | 20,000 |
薬膳学・弁証施膳 | 300 | 180 | 20,000 |
合格ラインに達しなくても、総合点数が70%あれば合格です。
試験料は、申込金と国際送金手数料を入れて、全部で104,500円です。
このお高い試験料のせいで、試験を受けなかった人がいるのではと懸念しています。
受験資格
- 国立北京中医薬大学日本校中医薬膳専科卒業生
- 専門学校卒、中医薬膳を志す方薬膳師養成コース、研修会で800時間以上学習した方
- 全日制の中医薬大学卒業、1年以上中医薬膳の経験を有する方
- 全日制医薬大学(西洋医学)卒業、中医学を1年以上研修し、かつ1年以上の施薬全経験を有する方
- 各医学校あるいは中医薬学術団体、協会が主催する各種の中医教育学校、研修班で、累計2400時間以上学習し、かつ3年以上中医薬膳経験を有する方
難度
学校の授業は隔週の土、日でしたが、授業だけを聞いていたのでは、試験に受かるのはかなり難しいです。
自分でも学習しないと、とても覚えきれません。
特に「中薬・方剤学」は暗記ものなので苦労させられました。
落としてしまう科目の中では、一番多いのではないでしょうか。
試験は不合格科目があっても、合格した科目は3年間有効なので、次の試験のときに不合格科目の分だけ受けることができます。