草根木皮みな薬
 

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中衛御苑福膳2

桔梗の千切りの炒めたものは、ほろ苦くてなかなかいけてる味でした。桔梗もこうやって食べればおいしくいただけるのだと、ハッとしました。でも生が手に入らなければどうしようもないので、残念。西洋参、魚の浮き袋のスープには皮を取った鶏足のゼラチン質の筋部分が入っていました。鶏足がまるごとだとギョッとしますが、プルプルした筋ならだいじょうぶです。
一人前ずつ土器に入ったスープの写真を撮り損ねました。それは、人口の冬虫夏草と老鴨と筍のスープでした。人口の冬虫夏草は植物的で、効能があるのか、ちと怪しい雰囲気ではありましたが、日本だけでなく本場中国でも人口栽培をしているんですね。
10月だというのに、どのレストランでも西瓜やメロンのデザートが出されました。ここでもしかり。秋の燥の季節は、温燥と涼燥がありますが、すでに北京は温燥とはいえない時期になっているし、東京近辺では10月に西瓜を売っていることはありません。薬膳レストランなら、温かいデザートが出てもよいのではと、ふと疑問に思いました。

薬膳13 薬膳14 薬膳15
桔梗の炒めもの(祛痰、排膿) 西洋参、魚の浮き袋、鶏足の筋のスープ(補気養陰) 牛肉を練り物にして菊花に見立てた炒めもの銀杏入り(補脾胃、止咳)
薬膳16 薬膳17 薬膳18
紫貝菜炒め かぼちゃ饅頭(温中平喘) オクラ、豆腐のスープ(養陰、生津、生津潤燥)
薬膳19 薬膳20 薬膳21
翡翠餃子(皮は紫蘇、中身は海老?こちらが美人菜?) この水餃子の中身は美人菜?肉だったような気も こちらの水果も西瓜に葡萄にメロンです