北京中医薬大病院
病因の受付には、各先生たちの顔写真入りの紹介があり、それぞれ診察料が違うのだとか。ペイペイの先生たちは東直門病院の方で診療しており、下は10元とか。安い診察料の先生たちは、早く高い診察料をいただけるよう奮起するシステムになっているのでしょうか。厳しい競争社会ですね。オープンで、患者からすればわかりやすいとはいえます。
左の写真は講義をしてくださった盧先生です。
通訳の故先生が診察室を開けて、中で診療中の先生にご挨拶するとき、扉は開けっ放しでした。あら、いいのかしら、と様子を見ていると、他の患者さんたちも自分たちの番がいつ来るのか、様子を見に勝手に扉を開けて入って来るし、中で診療を受けている患者さんも先生やその下の先生たちも、全く気にしていません。日本と違って、ずい分あっけらかんとオープンな中国の病院です。
病院の入り口では、方剤を配合中でした。背後の薬箱が古風でなかなかいい感じを出しています。一つ一つ手で足して方剤は作られているんですね。
敷地の中には小さな売店があり、本や鍼灸の道具などを売っています。本屋は学生たちでいっぱい。皆、熱心に本を物色中。さすがに、教科書やら中医学の本格的な本が山になって積んでありました。何冊も購入した人もいますが、私は一冊だけしか買ってこれませんでした。スーツケースを大きいのにしなかったのが、敗因です。