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督脈
Points of Du Meridian, DU28
or Points of Governor Vessel
, GV28

小腹(下腹中央)内に起こり、下行して会陰に出、後方に向かい尾底部に進入し、(長強) から脊柱を循り上行し、頸部に至り (風府) から脳に入り、また項部から頭部正中線に沿って上り、前方へ下行し、上歯の (齦交 ) に止まる。
本経脈は脊裏に入り、諸陽経と交会して脳に入る。
第一支は、尾骨端で足の少陰腎経足の太陽膀胱経の脈気と会合し、脊を貫き腎に属する。
第二支は、小腹から直上して臍を貫き、さらに上行してここを貫き、咽喉に至って衝脈の脈気と会合し、上行して頬部に達し、口唇をめぐり、鼻で連結する。
第三支は、足の太陽膀胱経とともに目の内眦に起こり、上行して前額に至り、頭頂で左右が交会して脳に入り、再び分かれて頚項を下り、脊柱両傍に沿って下行し腰中に至り、腎と連係する。
督脈の別は、名づけて長強と曰う。脊を挟みて項に上り、頭上に散じ、下りて肩胛の左右に当たり、別れて太陽に走り、入りて膂を貫く。実するは則ち脊強ばる。虚するは則ち頭重す。高くこれを揺すれば、挟脊の過ある者なり。これを別るる所に取るなり。

記号 経穴 位置 取穴 解剖 意味 主治 要穴 交会
DU1 長強(ちょうきょう)
気之陰郄、
橛骨
在脊骶端(甲乙) 跪座位、または膝胸位で、尾骨尖端と肛門の連線上の中点に取る。 肛門尾骨靱帯中 本穴は督脈の絡で、脊柱の中心を通る。脊柱の形は長く強硬である。督脈は諸陽の長で、その気は強く盛んである。 泄瀉、痢疾、便秘、血便、うつ病で精神錯乱、小児のひきつけ、脊強反折、尿閉および淋症、陰部が湿り痒い、腰脊柱仙骨疼痛
寧心鎮痙、通便消痔
絡穴 督脈別絡、足少陰所結
DU2 腰兪(ようゆ)
背解、
髄空、
腰戸、
腰柱
在第二十一椎節下間(甲乙) 腹臥位または側臥位で、仙骨管裂孔中に取る。 浅後仙尾靱帯、胸腰筋膜中 本穴は腰尻の骨縫にあり、仙骨管裂孔のところにあたる。仙骨の痛み、腰痛で腰がまわらないなどの腰部の疾患を主治とする。 腰脊強痛、腹瀉、便秘、痔疾、脱肛、血便、癲癇、淋濁、月経不順、下肢萎痺
補腎調経、強健筋骨
   
DU3 腰陽関(こしようかん) 在第十六椎節下間 腹臥位で背部正中線上、第4腰椎棘突起下陥凹部に取る。 腰部筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 本穴は第四腰椎棘突起下である。督脈は陽脈の海で、一身の陽気に関係し、陽気の関所である。 腰部仙骨部の疼痛、下肢痺痿、月経不順、赤白帯下、遺精、インポテンツ、血便
補益陽気、強壮腰腎
   
DU4 命門(めいもん)
属累
在第十四椎節下間(甲乙) 腹臥位で背部正中線上、第2腰椎棘突起下の陥凹部に取る。 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 命は生命を、門は門戸を指す。本穴は第二腰椎棘突起下にあり、両腎兪の間、腎間の動気のところ。元気の根本であり、生命の門戸。 虚損腰痛、脊強反折、遺尿、頻尿、泄瀉、遺精、尿が白濁、インポテンツ、早漏、赤白帯下、習慣性流産、疲労や生活不摂生による元気損傷、頭暈耳鳴、癲癇、よく驚き恐れる、手足逆冷
腎兪治小便頻
補腎強陽、舒筋活絡
   
DU5 懸枢(けんすう) 在第十三椎節下間(甲乙) 腹臥位で背部正中線、第1腰椎棘突起下の陥凹部に取る。 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 懸はひっかかる、枢は枢軸、扉の回転軸の意。本穴は第一腰椎棘突起下、両三焦兪の間にある。三焦は人体の気化をつかさどり、気機の枢軸である。 腰脊強痛、腹脹、腹痛、未消化便、泄瀉、痢疾
助陽健脾、通調腸気
   
DU6 脊中(せきちゅう)
神宗、
脊兪
在第十一椎節下間(甲乙) 座位あるいは腹臥位で、背部正中線、第11胸椎棘突起下陥凹部に取る。 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 脊は脊椎を指す。本穴は第11胸椎棘突起下にあり、脊柱のちょうど真中にある。 腰脊強痛、黄疸、腹瀉、痢疾、小児の消化不良、痔疾、脱肛、血便、癲癇
調理腸胃、益腎寧神
   
DU7 中枢(ちゅうすう) 在第十椎節下間 座位か腹臥位で背部正中線上、第10胸椎棘突起下の陥凹部に取る。(注1) 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 枢は枢軸の意。本穴は第10胸椎棘突起下にあり、脊柱の中部で、躯体運動の枢軸である。 黄疸、嘔吐、腹満、胃痛、食欲不振、腰背痛
健脾利湿、清熱止痛
   
DU8 筋縮(きんしゅく) 在第九椎節下間(甲乙) 座位か腹臥位で背部正中線上、第9胸椎棘突起下の陥凹部に取る。 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 筋は筋肉、縮は収縮を指す。本穴は第9胸椎棘突起下にあり、両肝兪の間。肝は筋をつかさどり、主治は筋肉の痙攣と収縮を。 うつ病で精神錯乱、驚きにより誘発する癲癇、筋のひきつりや痙攣、脊強、背痛、胃痛、黄疸、四肢の運動障害、筋攣拘縮
舒筋緩急、鎮驚熄風
   
DU9 至陽(しよう) 在第七椎節下間(甲乙) 座位か腹臥位で背部正中線上、第7胸椎棘突起下の陥凹部に取る。 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 至は極点に至ることの意味。本穴は第7胸椎棘突起下にあり、両膈兪の間。背は陽であり、横隔膜以下は陽中の陰、横隔膜以上は陽中の陽である。。 胸脇張痛、腹痛黄疸、咳嗽気喘、腰背疼痛、脊強、微熱
利胆退黄、寛胸理気
   
DU10 霊台(れいだい) 在第六椎節下間 座位か腹臥位で背部正中線上、第6胸椎棘突起下の陥凹部に取る。 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 霊台は古代君主の布政の地であり、心にたとえている。本穴は第6胸椎棘突起下にあり、心に相応する。 咳嗽、気喘、項強、背痛、身熱、疔瘡
清熱解毒、宣肺解表
   
DU11 神道(しんどう)
蔵兪
在第六椎節下間(甲乙) 座位か腹臥位で背部正中線上、第5胸椎棘突起下陥凹部に取る。 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 本穴は第5胸椎棘突起下にあり、両側は心兪であり、真に相応する。心は神を蔵し、心気の通り道で、主治は神志疾患である。 心痛、驚くと心悸がある、下腹部から心窩部へ気が突き上げる、不眠健忘、中風不語、癲癇、小児のひきつけ、腰脊強、肩背痛、咳嗽、気喘
幽門列缺膏肓兪治健忘
寧心安神、清熱平喘
   
DU12 身柱(しんちゅう) 在第三椎節下間(甲乙) 座位か腹臥位で背部正中線上、第3胸椎棘突起下陥凹部に取る。 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 身は身体、体幹、柱は支えるものを指す。本穴は第3胸椎棘突起下にあり、肩甲骨の中央にあたる。肩胛骨が加重を支えている柱のようである。 身熱頭痛、咳嗽、気喘、小児の癲癇で気を失ったもの、うつ病で精神錯乱、腰脊強痛、疔瘡発背
宣肺平喘、鎮驚安神
   
DU13 陶道(とうどう) 在大椎節下間(甲乙) 座位か腹臥位で背部正中線上、第1胸椎棘突起下陥凹部に取る。 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 陶は陶窯、道は通り道を意味する。本穴は第1胸椎胸椎棘突起下にあり、督脈は陽脈の海、陽気の通気穴。陶窯の火気が出る通り道である。 各種熱病、頭痛項強、咳嗽、気喘、骨蒸潮熱、胸痛、脊背痠痛、寒熱往来、うつ病で精神錯乱、角弓反張
解表清熱、截瘧寧神
  督脈、足太陽之会
DU14 大椎(だいつい)
百労、
上杼
在大椎第一間(甲乙) 座位か腹臥位で背部正中線上、第7胸椎棘突起下陥凹部に取る。 胸腰筋膜、棘上靱帯、棘間靱帯中 本穴は第1胸椎上の陥凹で、その椎骨は最大であることによる。C7を現代では隆椎、古代では大椎と呼ぶ。 各種熱病、寒熱往来、咳嗽、喘逆、骨蒸潮熱、項強、肩背痛、腰脊強、角弓反張、小児のひきつけ、癲癇、うつ病で精神錯乱、慢性消耗性疾患により元気が損傷、不摂生による無力感、中暑、高熱で吐き下す、嘔吐、黄疸、風疹
※1 清熱解表、截瘧止癇
  三陽督脈之会
DU15 瘂門(あもん)
舌横、
舌厭
在後髪際宛宛中(甲乙) まっすぐ椅子に座り、頭をわずかに前に傾け、後正中線上で、後髪際を入ること5分の陥凹中に取る。 項靱帯と項筋中、深部は環椎後弓と脊髄 瘂とは啞者でしゃべれない状態をいい、門は門戸を指す。本穴の主治は舌緩、暗不能言で、失語等の言語障害の治療に関する要穴 舌筋が弛緩してしゃべれない、声がでない、頭重、頭痛、頸項強急、背強反折、中風による意識不明、うつ病で精神錯乱、癲癇、ヒステリーや心因性疾患、鼻血、重舌、嘔吐
関衝治舌緩不語
※2 開暗通竅、清心寧志
  督脈、陽維之会
DU16 風府(ふうふ)
舌本、
鬼枕、
鬼穴、
曹渓
在項上、入髪際一寸、大筋内宛宛中(甲乙) まっすぐ椅子に座り、頭をわずかに前に傾け、後正中線上で、後髪際を入ること1寸に取る。 項靱帯と項筋中、深部は後環椎後頭膜と小脳延髄糟 風は風邪、府は集まる所を指す。風は上部が先に受ける。本穴は人身の上部の頭項のところにあり、風邪を受けやすい。主治は一切の風疾 うつ病で精神錯乱、癲癇、ヒステリーや心因性疾患、中風不語、悲しみ恐れ驚く、半身不随、眩暈、頸強項痛、咽喉腫痛、目痛、鼻血
百会治風証
※3 醒神清脳、熄風開竅
  督脈、陽維之会
DU17 脳戸(のうこ)
匝風、
合顱
在枕骨上、強間後一寸五分 まっすぐ椅子に座り、あるいは腹臥位で、頭部正中線上、外後頭隆起上縁に取る。 左右後頭筋の間 脳は脳髄、戸は門戸を指す。本穴は枕骨(後頭隆起)粗隆上縁で脳髄に相応する。主治は脳疾患である。 頭重、頭痛、面赤、目黄、眩暈、面痛、声がでない、項強、うつ病で精神錯乱、舌本出血、甲状腺腫
清頭目、利開竅
  督脈、足太陽之会
DU18 強間(きょうかん)
大羽
後頂後一寸五分 まっすぐ椅子に座り、あるいは腹臥位で、後髪際の中点の上4寸、もしくは風府百会の中点に取る。 皮下の筋膜、帽状腱膜中 間は間隙、穴を指す。脳力の強弱に関係する。主治は頭項強痛である。 頭痛、目眩、頸項強痛、うつ病で精神錯乱、煩心、不眠、顔面神経麻痺
豊隆治頭痛
清頭目、安神志
   
DU19 後頂(ごちょう)
交衝
百会後一寸五分、枕骨上(甲乙) まっすぐ椅子に座り、あるいは腹臥位で、後髪際の中点の上5寸5分、もしくは前後の髪際の連線の中点の後ろ5分に取る。 皮下の筋膜、帽状腱膜中 頂は頭蓋頂上を指す。本穴は頭頂部の後方にあるから。 頭痛、眩暈、項強、煩心、不眠
外丘治頸項痛
清頭目、安神志
   
DU20 百会(ひゃくえ)
三陽五会、
天満、
泥丸宮
前頂後一寸五分、項中央旋毛中、可容指(甲乙) まっすぐ椅子に座り、後髪際の中点の上7寸、もしくは頭部正中線と両耳の耳尖部を結んだ線の交点に取る。 帽状腱膜中 百会は一名三陽五会。頭は所陽の会で本穴は手足三陽と督脈、足厥陰の交会するところで百病を治す。 頭痛、眩暈、動悸がして驚きやすい、健忘、仮死状態、中風不語、うつ病で精神錯乱、癲癇、ヒステリーあるいは心因性疾患、小児の癲癇、耳鳴、鼻づまり、脱肛、痔疾、子宮脱、泄瀉
足三里長強承山治脱肛
※3 蘇厥開竅、昇陽固脱
  督脈、足太陽之会
DU21 前頂(ぜんちょう) 顖会後一寸五分、骨間陥者中(甲乙) まっすぐ椅子に座り、あるいはあごを上げ椅子の背にもたれ、頭部正中線上、前髪際入ること3寸5分に取る。 帽状腱膜中 頂は頭の頂点の意味。本穴は頭頂部の百会の前にあり、後頂と相対している。 癲癇、頭暈、目眩、頭頂痛、鼻炎、目赤腫痛、小児のひきつけ
百会治目暴赤腫
清熱開竅、健脳安神
   
DU22 顖会(しんえ)
頂門
上星後一寸、骨間陥者中(甲乙) まっすぐ椅子に座り、あるいはあごを上げ椅子の背にもたれ、頭部正中線上、前髪際入ること2寸に取る。 帽状腱膜中 顖は顖門(大泉門)、会は会合するという意味。本穴は頭頂骨と前頭骨との冠状縫合と頭頂骨どうしの矢状縫合が会合するところ。 頭痛、目眩、面紅暴腫、鼻炎、鼻血、鼻ポリープ、癲癇、嗜睡、小児のひきつけ
清熱開竅、鎮驚熄風
   
DU23 上星(じょうせい)
鬼堂、
明堂、
神堂
在顱上、直鼻中央、入髪際一寸陥者中(甲乙) まっすぐ椅子に座り、あるいはあごを上げ椅子の背にもたれ、頭部正中線上、前髪際入ること1寸に取る。 左右前頭筋の接合部 本穴は額の上、鼻の中央真上、髪際入ること1寸の陥凹にある。主治は目中痛不能視、効能は開光明目、上方にある星のようである。 頭痛、眩暈、目赤腫痛、迎風流泪、面赤腫痛、鼻炎、鼻血、鼻ポリープ、うつ病で精神錯乱、癲癇、小児のひきつけ、寒熱往来、熱病
熄風清熱、寧心通鼻
   
DU24 神庭(しんてい)
髪際
在髪際直鼻(甲乙) まっすぐ椅子に座り、あるいはあごを上げ椅子の背にもたれ、頭部正中線上、前髪際入ること5分に取る。 左右前頭筋 本穴は鼻から直上髪際入ること5分である。脳は元神の府であり、穴は額の上にある。額は天庭と称する。 頭痛、眩暈、目赤腫痛、泪出、目翳、夜盲症、鼻炎、鼻血、うつ病で精神錯乱、癲癇、角弓反張
攅竹迎香風門合谷至陰通谷治鼻病
清頭目、安神志
  督脈、足太陽、足陽明之会
DU25 素髎(そりょう)
面王、
鼻準
在鼻柱上端(甲乙) まっすぐ椅子に座り、あごを上げ椅子の背にもたれ、あるいは仰臥位で鼻陵下端の鼻尖部に取る。 鼻尖の軟骨中 素は白色、髎は骨隙を指す。本穴は鼻尖正中にあり、肺は鼻に開竅し、その色は白である。まさに、鼻骨端陥凹にあたる。 鼻づまり、鼻血、鼻流清涕、鼻ポリープ、鼻炎、酒皺鼻、驚き失神、新生児窒息
通鼻竅、蘇厥逆、昇挙陽気
   
DU26 水溝(すいこう)、
人中、
鬼客庁、
鬼市
在鼻柱下人中(甲乙) まっすぐ椅子に座り、あごを上げ椅子の背にもたれ、あるいは仰臥位で人中の溝の上3分の1の交点に取る。(注2) 口輪筋中 本穴は鼻柱の下の人中にあり、督脈、手足陽明の会である。 昏迷、めまいがして意識不明、日射病、うつ病で精神錯乱、癲癇、急・慢性の小児の癲癇、鼻づまり、鼻血、顔面浮腫、顔面神経麻痺、歯痛、牙関禁閉、黄疸、消渇、高熱で吐き下す、急性伝染性疾患、脊柱や仙骨部がひきつり痛む、ぎっくり腰
中脘気海曲池合谷中衝足三里内庭治中暑、配委中治腰脊痛
醒神開竅、清熱熄風
  督脈、手陽明、足陽明之会
DU27 兌端(だたん) 在唇上端(甲乙) まっすぐ椅子に座り、あごを上げ椅子の背にもたれ、上唇の皮膚と口唇の間に取る。 口輪筋中 兌は八卦の一つで口を、端は人中の溝、唇の上端を指す。 昏迷、めまいがして意識不明、うつ病で精神錯乱、ヒステリーや心因性疾患、顔面神経麻痺で唇がふるえる、消渇嗜飲、口腔アフタで口臭、歯痛、口噤、鼻づまり
小海治小便赤渋
寧神醒脳、生津止渇
   
DU28 齦交(ぎんこう) 在唇内歯上齦縫中(甲乙) まっすぐ椅子に座り、あごを上げ椅子の背にもたれ、上唇を持ち上げ、上唇小帯と歯齦の移行部に取る。 上唇小帯 齦は歯齦、交は交会するの意。本穴は上歯根と上唇小帯とが交わる所であり、任脈、督脈、足陽明が交会する所。 歯齦腫痛、顔面神経麻痺、口臭、歯茎の出血、鼻炎、面赤頬腫、口唇のひきつれ、顔面部の皮膚病、両頬の瘡、うつ病で精神錯乱、項強
承漿治口臭、配上関大迎翳風治口噤
清熱解毒、開竅醒神
   

「経穴概論」教科書小委員会著では
(注1)中枢(DU7):奇穴
(注2)水溝(DU26):鼻中隔直下で人中の中央に取る。

※1 穴位主治鑑別表
穴名 共同性 特殊性
風門 解表 袪風解表宣肺
大椎 解表退熱、治項背之表邪
合谷 袪風疏衛清熱解表、宣肺、清肺
曲池 袪風解表、瀉大腸之熱
外関 清熱解表、兼清上焦之熱
列缺 疏衛解表、宣肺、止咳、平喘
風池 頭面部の風熱表邪
※2 穴位主治鑑別表
穴名 共同性 特殊性
瘂門 治暗啞 偏于治療脳病之暗啞失語
廉泉 偏于治療舌病の暗啞失語
※3 穴位主治鑑別表
穴名 共同性 特殊性
百会 治風病 偏于治療内風(肝風)
風府 偏于治療外風、脳風

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