頭の働きを良くする
精神活動と臓腑の関係
心 |
心は、『霊枢』において、精神の会する所とあります。人の精神状態がよく、思惟活動が敏捷なのは気血が満ちあふれていることを示し、そうでないと、眠れない、健忘などの症状が起こります。 |
腎 |
腎は先天の元、腎は骨を司り髄を生む。『素問-上古天真論』では、五臓六腑の精は腎に蓄えられ、脳は髄の海とあり、これによると腎虚であることは、精神萎靡で智力の低下を表します。 |
脳 |
脳は神を蔵し、神明を司り、精神思惟活動の元です。 |
脾と胃 |
脾は後天の元であり、気血生化の源です。脳にいく栄養物質は、脾胃の運化吸収による供給により行われており、脾胃虚弱は精神活動に大きな影響を与えます。 |
肝と胆 |
感情は精神の状態を表しており、肝は疏泄をつかさどり気機の作用を調整しており、人の精神思惟活動は肝と密接な関係があります。 |
脳によい食物
古書において、脳に良い食物として頻繁に表れるものだそうです。(上記はその抜粋)
古書とは、『神農本草経』『本草経集注』『食療本草』『千金翼方』『証類本草』『飲食須知』『飲膳正要』『本草綱目』『本草綱目拾遺』『雷公炮制薬性』『随息居飲食譜』『名医別録』『中薬大辞典』等です。