霊枢・51背腧
背中にある五臓の兪穴の部位と灸療法の補瀉の方法を説明する。これらの兪穴はすべて内には五蔵に対応し、治療する上で特殊な効果があるが、みな深く刺してはならない。深く刺すと危険が生じることになる。
黄帝問于岐伯曰、願聞五蔵之腧、出于背者。岐伯曰。胸中大腧在杼骨之端、肺腧在三焦之間。 心腧在五焦之間。 膈腧在七焦之間。 肝腧在九焦之間。 脾腧在十一焦之間。 腎腧在十四焦之間。 皆挾脊相去三寸所、則欲得而験之、按其処、応在中而痛解、乃其腧也。 灸之則可、刺之則不可。気盛則写之、虚則補之。以火補者、毋吹其火、須自滅也。 以火写者、疾吹其火、伝其艾、須其火滅也。