郁李仁(いくりにん)
- 分類
- 潤下薬
- 出典
- 神農本草経
- 処方用名
- 郁李仁
- 基原
- バラ科 Rosaceae のニワウメ Prunus japonica THUNB.、コニワザクラ P.humilis BUNGE などの成熟種子
- 性味
- 辛、苦/平
- 帰経
- 大腸、小腸
- 効能
- 潤腸通便、利尿消腫
1.腸燥便秘に用いる。
油脂が豊富で、瀉下作用は麻子仁よりやや強い。
常に他の潤腸薬を配合する。例:五仁丸。
2.水腫、腹満、脚気の水腫などに用いる。
桑白皮、赤小豆、白茅根などを配合する。例:『聖済総録』の郁李仁湯。 - 参考
- Prunus japonica の画像
Prunus humilis の画像