草根木皮みな薬
 

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款冬花(かんとうか)

款冬花
分類
止咳平喘薬
出典
神農本草経
処方用名
款冬花、冬花、炙冬花、炙款冬
基原
キク科 Compositae のフキタンポポ Tussilago farfara L. の花蕾
性味
辛/温
帰経
効能
潤肺下気、止咳化痰
咳の常用薬であり、よく紫菀と併用され、治療効果が強められる。
款冬花は性が温で、寒象咳嗽にはよく使用するが、配合によって多種の咳嗽に使用することができる。
咳嗽、痰に血がまじるなどの症に対して、百合を配伍し、粉末にして丸を作る。例:百花膏。
急性の咳嗽に対して、杏仁貝母知母を配伍しする。例:款冬花湯。
参考
Tussilago farfara の画像