寒水石(かんすいせき)
- 分類
- 清熱瀉化薬
- 出典
- 神農本草経
- 処方用名
- 寒水石、凝水石
- 基原
- 古代の正品は Glauberite Na2Ca(SO4)2であるが、近年は炭酸カルシウム塩類結晶の方解石 Calcitum CaCO3を用いている。
- 性味
- 辛、鹹/大寒
- 帰経
- 肺、胃、腎
- 効能
- 清熱瀉火
1.温熱病では邪熱が気分にあり、煩渇、脈は洪大の証に用いる。
本品は清熱瀉火、緩解赤熱疼痛の効能がある。
石膏を配伍する。例:三石湯。
2.粉末を風熱火眼、咽喉腫痛、口内炎、火傷に散布する。 - 参考
- Glauberite の画像