草根木皮みな薬
 

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紫菀(しおん)

しおん
しおん2
分類
止咳平喘薬
出典
神農本草経
処方用名
紫菀、紫菀茸、紫菀頭、炙紫菀、蜜炙紫菀 、シオン
基原
キク科 Compositae のシオン Aster tataricus L..f. の地下部
性味
辛、苦/微温
帰経
効能
化痰止咳
咳嗽、痰がすっきり喀出できない、肺虚の慢性咳嗽、痰に血が混じるなど、多種の咳嗽に用いる。
紫菀は性質が温潤苦泄で、化痰止咳の作用が比較的良い。
外感風寒、咳嗽、多痰に対して、荊芥白前陳皮などを配伍して使用し、肺虚による慢性咳嗽と喀血に対して、知母川貝母阿膠などを配伍する。例:紫菀湯。
参考
Aster tataricus の画像