十大功労(じゅうだいこうろう)
マホニア
- 分類
- 清退虚熱薬
- 出典
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- 処方用名
- 十大功労、十大功労葉、功労葉
- 基原
- メギ科 Berberidaceae ヒイラギナンテン属植物 Mahonia bealei CARR. 、M. fortunei FEDDE、ヒイラギナンテン M. japonica DC. などの葉
- 性味
- 微苦/凉
- 帰経
- 肺、腎
- 効能
- 滋肺陰、退去熱、穂腎強腰、明目消腫
1.滋肺陰・退虚熱 肺癆(肺結核)の陰虚による咳嗽・喀血・骨蒸潮熱などに、地骨皮・百部・女貞子・旱蓮草などと用いる。
2.補腎強腰 腎陰虚の腰や膝がだるく無力・頭のふらつき、耳鳴などの症候に、熟地黄・山薬・続断・潼蒺藜・牛膝などと用いる。
3.明目消腫 目の充血・腫脹・疼痛に、単味の煎汁を点眼する。 - 注意
- 肺癆の痰火咳嗽の要薬であるのは、陰虚火旺で肺を上爍し、津液を煎業熬して痰火を生じている状態に対し、十大功労は腎経に直入し滋陰潤肺するので、痰火がおのずと消退し、釜底抽薪の効果を上げることができるからである。
- 参考
- Mahonia bealei の画像
Mahonia fortunei の画像
Mahonia japonica の画像