草根木皮みな薬
 

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蜀漆(しょくしつ)

分類
催吐薬
出典
神農本草経
処方用名
蜀漆
基原
ジョウザンアジサイの若い枝葉。
甜茶ともいう。
性味
苦、辛/寒。有毒。
帰経
肺、心、肝
効能
催吐痰飲、截逆
効能、臨床応用は常山とほぼ同様であるが、催吐の作用は常山より強い。
蜀漆に雲母、竜骨を配合した蜀漆散は、寒象の多い熱象の少ない牝瘧に使用する。
千金湯は蜀漆に牡蠣を配合して、その煎液を、痰涎の催吐、小児の急性昏厥に用いる。
注意
常山との配伍は禁忌。