草根木皮みな薬
 

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南瓜子(なんかし)

分類
駆虫薬
出典
現代実用中薬
処方用名
南瓜子、方瓜子
基原
ウリ科 Cucurbitaceae のニホンカボチャ Cucurbita moschata DUCH. およびその変種の成熟種子
性味
甘/平
帰経
腎、大腸
効能
殺虫
条虫症、蛔虫症に使用する。
単味で生で使用できる。
条虫症には、檳榔を併用すると治療効果を強めることができる。
まず南瓜子60〜120g(川のついたままで生で使用する)をきれいに洗って、粉末にして湯冷ましで調合して服用し、2時間後に檳榔の煎剤を服用し、さらに30分後に下剤(硫酸ナトリウム15g)を服用する。
それによって虫体を排出する。
このほか、住血吸虫にも用いられる。
参考
Cucurbita moschata の画像