苦楝皮(くれんぴ)
- 分類
- 駆虫薬
- 出典
- 名医別録
- 処方用名
- 苦楝皮、苦楝根皮
- 基原
- センダン科 Meliaceae のセンダン Melia azedarach L.、トウセンダン M. toosendan SIEB. et ZUCC.の樹皮あるいは根皮
- 性味
- 苦/寒。有毒。
- 帰経
- 肝、脾、胃
- 効能
- 殺虫消積、治癬
蛔虫症、鉤虫症、蟯虫症に使用する。
苦楝皮の殺虫力は強く、効果が良い。
蛔虫病には、単独で煎じて服用し、檳榔を配伍して使うと、殺虫力がより強くなり、蛔虫を駆除することができるばかりでなく、鉤虫症にも用いられ、蟯虫症には、百部、烏梅を配伍して毎晩、煎じて濃い液体で浣腸する。
2〜4日間持続的に使用する。
このほか、頭部白癬、疥癬にも用いる。
粉末にして、酢、あるいはラードで調合して患部に塗る。 - 参考
- Melia azedarach の画像