草根木皮みな薬
 

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使君子(しくんし)

使君子
使君子2
分類
駆虫薬
出典
開宝本草
処方用名
使君子、使君肉
基原
シクンシ科 Combretaceae のインドシクンシ Quisqualis indica L. の成熟果実
性味
甘/温
帰経
脾、胃
効能
殺虫消積
蛔虫症および小児の慢性消化不良に使用する。
毒性が少なく味が甘いので、小児の蛔虫駆除によく用いる。
軽いものには、単独で使君子の種を香りが出るまで炒めて、咀嚼して服用すると効果がある。
蛔虫が多く、わりにひどいものには、苦楝皮檳榔などを配伍して駆虫力を強める。
小児の慢性消化不良で、お腹が痛くて寄生虫があり、痩せていてお腹が大きく、顔色が萎黄になるものには、よく党参白朮鶏内金、檳榔などを配伍して健運脾胃、殺虫消積を行う。
注意
多量に服用すると、しゃっくり、めまい、嘔吐などの反応が生じる。熱い茶とともに服用すると、しゃっくりを起こす。普通、服用を止めるとすぐ緩解する。必要なときに症状に応じて投薬する。
参考
Quisqualis indica の画像