夜明砂(やみょうしゃ)
- 分類
- 清熱明目薬
- 出典
- −
- 処方用名
- 夜明砂、天鼠糞
- 基原
- ヒナコウモリ科 Vespertilionidae のトウヨウヒナコウモリ Vespertilio superans THOMAS などコウモリの仲間の糞便
- 性味
- 辛/寒
- 帰経
- 肝
- 効能
- 清肝明目、散血消積
1.清肝明目 肝熱による目の充血・結膜下出血(白睛溢血)に、単味の粉末を服用するか黄芩・赤芍・茅根・牡丹皮などと用いる。
夜盲症(雀目)や麻疹後の角膜軟化(目翳)に猪肝・蒼朮など使用する。例：退翳散・決明夜霊散。
2.散血消積 小児疳積(栄養不良症)に、故黄連・蟾蜍などと用いる。
打撲外傷など瘀血の疼痛に、活血化瘀薬と用いる。
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