胡椒(こしょう)
黒胡椒
白胡椒
胡椒
- 分類
- 散寒薬
- 出典
- 新修本草
- 処方用名
- 胡椒、白胡椒、古月、玉椒
- 基原
- コショウ科 Piperaceae のコショウ Piper nigrum L. の未成熟の果実(黒胡椒)または成熟果実の果皮を去ったもの(白胡椒)
- 性味
- 辛、熱
- 帰経
- 胃、大腸
- 効能
- 温中止痛
腸胃有寒による脘腹疼痛、嘔吐、下痢などに用いる。
胡椒は辛熱で、腸胃を温めるので散寒止痛できる。
高良姜、蓽撥などの温中薬を配合する。
また単味で粉末にして膏薬にし、臍に貼る方法と受寒腹瀉を治す。
胡椒は、日常の調味料で、少量で食欲を増進させることができる。 - 注意
- 陰虚火熱者は禁忌。
- コメント
- 黒胡椒より白胡椒のほうが効力が優れているのだそうです。個人的には、香りが強い黒胡椒のほうが好きなので、白い色を保ちたい料理以外は全部黒胡椒を使うので、消費速度は全く違います。
- 参考
- Piper nigrum の画像