草豆蔲(そうずく)
- 分類
- 散寒薬
- 出典
- 名医別録
- 処方用名
- 草豆蔲、草蔲、草蔲仁、草叩仁、豆蔲
- 基原
- ショウガ科 Zingiberaceae のハナミョウガ属植物 Alpinia katsumadai HAYATA の成熟種子
- 性味
- 辛/温
- 帰経
- 脾、胃
- 効能
- 燥湿、温中、行気
寒湿が脾胃に阻滞することにより起った脘腹脹満疼痛、嘔吐、下痢などの証候に用いる。
燥湿、温中の作用は砂仁と同じであるが、温燥の作用が強いので、脾胃盛者に適用する。
草豆蔲は中寒による嘔吐、脘腹冷痛、大便渇泄には、止嘔、止痛、止瀉できる。
湿盛者には厚朴、蒼朮、半夏などを、寒が甚だしい者には肉桂、乾姜などを配合する。 - 参考
- Alpinia katsumadai の画像
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