小麦(しょうばく)
- 分類
- 養心安神薬
- 出典
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- 処方用名
- 小麦、淮小麦、ショウバク
- 基原
- イネ科 Gramineae のコムギ Triticum aestivum L. の種子
- 性味
- 甘/微寒
- 帰経
- 心、肝
- 効能
- 養心安神
1.慢性下痢に用いる。
常に益気、助陽、固渋薬とともに使用する。
たとえば脾胃虚寒による慢性下痢には、党参、白朮、肉桂、訶子などを配合する。例:養臓湯。
脾胃陽虚による五更泄瀉には、補骨脂、呉茱萸、五味子などを配合する。例で四神丸。
2.虚寒あるいは気滞による上腹部の腸痛、嘔吐、食欲不振などに用いる。
たとえば、『普済方』には、木香、姜半夏を配合して丸剤にし、胃寒による嘔吐、食欲不振、気滞による上腹部の疼痛を治療することが述べられている。 - 参考
- Triticum aestivum の画像