垂盆草(すいぼんそう)
- 分類
- 清熱解毒薬
- 出典
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- 処方用名
- 垂盆草
- 基原
- ベンケイソウ科 Crassulaceae の垂盆草 Sedum sarmentosum Bunge の全草を乾燥したもの。新鮮品も使われる。
- 性味
- 甘、淡、微酸/凉
- 帰経
- 肝、胆、小腸
- 効能
- 清熱解毒、利湿
1.癰腫瘡瘍、毒蛇の咬傷および火傷などに用いる。
本品は清熱解毒、消癰散腫の効能がある。
単用あるいは内服でも外用でも使われ、野菊花、紫花地丁、半辺蓮なとを配伍すると、解毒散癰の効能を増強する。
2.湿熱黄疸、小便不利証に用いる。
本品は清利湿熱の効能がある。
近年伝染性肝炎に使われる。研究で垂盆草は急性黄疸型肝炎と無黄疸型肝炎に対して効果があり、血液検査においてS-GPTの検査指標を正常にする効果を証明した。
口苦、食欲不振、尿が濃いなどの湿熱による証候を減軽させ、消除させる。 - 参考
- Sedum sarmentosum の画像