山慈菇(さんじこ)
- 分類
- 清熱解毒薬
- 出典
- 嘉祐本草
- 処方用名
- 山慈磨A山茨磨A光慈磨A毛慈
- 基原
- ラン科 Orchidaceae のサイハイラン Cremastra appendiculata (D. DON)MAK. および Pleione bulbocodioides ROLFE の仮球茎、これらは山慈魔るいは毛慈魔ニ称される。
光慈魔ヘユリ科 Liliaceae ノアマナ Tulipa edulis BAK. や Iphigenia indica A. GRAV. の鱗茎で、他にウマノスズクサ科のカンアオイの仲間 Asarum sp. の全草に由来するものもある。 - 性味
- 甘、微辛/寒。小毒。
- 帰経
- 肝、肺、胃
- 効能
- 清熱解毒、消癰散結
痛疽発背、疔腫悪瘡に用いる。内服でも外用でも清熱解毒、消癰散結の効果がある。
常に雄黄、朱砂など解毒療瘡の品を配伍する。例:紫金錠。 - 参考
- Cremastra appendiculata の画像
Pleione bulbocodioides の画像
Tulipa edulis の画像