漏芦(ろうろ)
- 分類
- 清熱解毒薬
- 出典
- 神農本草経
- 処方用名
- 漏芦
- 基原
- キク科CompositaeのRhaponticum uniflorum DC.、オオルリヒゴタイEchinops latifolius TAUSCHなどの根。近年の日本市場品は後者。
- 性味
- 苦/寒
- 帰経
- 胃
- 効能
- 清熱解毒、消癰腫、下乳汁
1.瘡癰腫毒に用いる。
とくに乳癰に多く用いる。
本品は清熱解毒でき、癰腫消散を促す。
蒲公英、連翹、大黄など清熱瀉火、解毒療瘡の品と配伍することが多い。
2.熱邪壅滞による乳房作脹、乳汁不下(急性乳腺炎など)に用いる。
本品は清解熱邪の作用があり、乳汁排泄を促すことができる。
下乳の王不留行、穿山甲などを配伍することが多い。 - 参考
- Rhaponticum uniflorum の画像
Echinops latifolius の画像