草根木皮みな薬
 

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天門冬(てんもんどう)

天門冬
天門冬2
分類
滋陰薬
出典
神農本草経
処方用名
天門冬、天門、明天冬、天門、テンモンドウ
基原
ユリ科 Liliaceae のクサスギカズラ Asparagus cochinchinensis MERR.の塊根を湯通ししたのち外皮を去って乾燥したもの
性味
甘、苦/大寒
帰経
肝、腎
効能
清肺降火、滋陰潤燥
1.陰虚燥熱による咳嗽、喀血、粘調痰などに用いる。
天門冬は、肺熱を冷まし、腎陰を養い、燥を潤し、咳を鎮める作用がある。
多くは麦門冬と一緒に使用する。例:二冬膏。
2.熱病で陰液を消耗したことによる口渇、舌の乾燥あるいは津液不足による消渇に用いる。
たとえば、気陰両傷による前述した病症を治療する三才湯は天門冬と生地黄人参との配合である。
このほか、腸燥便秘に用いられる。
当帰肉蓯蓉などの潤腸薬を配合して使用する。
参考
Asparagus cochinchinensis の画像