蛇皮(じゃひ)
- 分類
- 外用薬
- 出典
- −
- 処方用名
- 蛇皮、蛇退川、蛇蛻、竜衣
- 基原
- ヘビ科 Colubridae の各種動物の抜け殻。スジオナメラ Elaphe taeniurus COPE 、シュウダ E. carinat GUNTHER 、 Zaocys dhummnades CANTOUR 、その他多種の抜け殻が利用される。
- 性味
- 甘、鹹/平
- 帰経
- 肝
- 効能
- 解毒消腫、袪風殺虫、明目退翳
1.解毒消腫、袪風殺虫
癰疽悪瘡腫毒(皮膚化膿症)に、単味の粉末を豚脂で調製し塗布する。
中耳炎に、竜脳と粉末にし香油で調製して耳内に点滴する。
小児の木舌、重舌に、粉末を乳に溶いて服用させる。
疥癬に、苦参、蛇床子、明礬などと水煎し煎汁で外洗する。
2.明目退翳
目の充血、角膜混濁に、菊花、金銀花、桑白皮、黄柏などと用いる。