児茶(じちゃ)
- 分類
- 外用薬
- 出典
- 飲膳正要
- 処方用名
- 児茶、孩児茶、鉄児茶、アセンヤク末
- 基原
- マメ科 Leguminosae のアカシア属植物 Acacia catechu WILLD. の心材またはアカネ科 Rubiaceae のカギカズラ属植物 Uncaria gambir ROXB. の枝葉から製した乾燥水製エキス
- 性味
- 苦、渋/平
- 帰経
- 肺、脾、大腸、肝、胆
- 効能
- 収湿斂瘡、生肌止血
1.収湿斂瘡、生肌止血 湿疹、瘡瘍(皮膚化膿症)などで滲出が多いときに、V竜骨、軽粉などと外用する。例:竜骨児茶散。
口内炎(口疳)等には、青黛、竜脳、黄柏などと外用する。
外傷出血に、単味の粉末を外用する。
2.熱化痰、生津、止血の効能を持つので、肺熱痰嗽、暑熱傷津、内傷出血などにも用いる。 - 参考
- Acacia catechu の画像
Uncaria gambir の画像