蟾酥(せんそ)
- 分類
- 外用薬
- 出典
- 薬性論
- 処方用名
- 蟾酥
- 基原
- ヒキガエル科 Bufonidae のシナヒキガエル Bufo bufogargarizans CANTOR 、ヘリグロヒキガエル B. melanostictus SCHNEIDER などの耳後腺および皮膚腺から分泌される白色漿液を加工し乾燥したもの
- 性味
- 甘、辛/温。有毒。
- 帰経
- 胃、心
- 効能
- 解毒消腫、闢穢開竅、醒神、止痛
1.解毒消腫 熱毒による癰疽疔瘡(皮膚化膿症)、咽喉腫脹疼痛に、軽粉、竜脳、麝香、乳香、没薬などと内服、外用する。例:蟾酥丸、六神丸。
2.闢穢開竅、醒神、止痛 中暑による意識障害、嘔吐、下痢、腹痛などの症候に、蒼朮、雄黄、丁香、麝香などと使用する。 - 参考
- Bufo bufogargarizans の画像