桑枝(そうし)
- 分類
- 袪風湿薬
- 出典
- 本草図経
- 処方用名
- 桑枝、嫩桑枝、炒桑枝
- 基原
- クワ科 Moraceae のカラグワ Morus alba L. の若枝
- 性味
- 苦/平
- 帰経
- 肝
- 効能
- 袪
風湿、通経絡、利関節、行水退腫
風湿による痺痛、四肢の拘縮に用いる。
特に上肢の痺痛に効果が良い。
たとえば『本事方』では単味で、風熱による上肢痺痛を治療する。
『景岳全書』にも関節疼痛、四肢の麻痺を治療する桑枝膏がある。
すなわち単味で膏剤したものである。
他の袪風湿薬を配伍することもできる。 - 参考
- Morus alba の画像