石楠葉(せきなんよう)
- 分類
- 袪風湿薬
- 出典
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- 処方用名
- 石楠葉、石楠藤、石南葉
- 基原
- バラ科 Rosaceae のオオカナメモチ Photinia serrulata LINDL. の葉。日本ではツツジ科のシャクナゲに石南の字をあてて、その葉が石南葉として流通しているが、誤りであり代用してはならない。
- 性味
- 辛、苦/平。小毒。
- 帰経
- 肝
- 効能
- 袪風止痛、補肝腎、強筋骨
1.袪風止痛・補肝腎・強筋骨 肝腎不足の風湿痺による関節痛・腰背がだるく痛む・腰や膝がだるく無力などの症候に、千年健・牛膝・枸杞子などと用いる。
頭痛に、白芷・川芎などと使用する。
蕁麻疹(風疹)の瘙痒に、単味を水煎服用する。例:石楠花藤湯。 - 参考
- Photinia serrulata の画像