石葦(せきい)
- 分類
- 利水滲湿薬
- 出典
- 神農本草経
- 処方用名
- 石葦
- 基原
- ウラボシ科 Polypodiaceae のヒトツバ Pyrrosia lingua FARW.、P.sheareri CHING などの葉
- 性味
- 甘、苦/微寒
- 帰経
- 肺、膀胱
- 効能
- 利水通淋、止咳
1.熱淋、石淋、血淋(血尿を伴う尿路結石や炎症など)および水腫などに用いる。
石葦は利水通淋でき湿熱淋病、石淋を治療する常用薬である。
止血作用があるので、血淋にも適している。
よく蒲黄を配伍する。
2.肺熱による咳嗽、呼吸促迫などに用いる。
石葦は清肺化痰止咳の作用がある。
たとえば咳嗽を治療する石葦散は、石葦、檳榔を同量に粉末にして姜湯で服用する。
臨床には急性・慢性気管支炎に効果がある。
このほか本品は止血作用がある。
不正性器出血、吐血、衄血などに用いる。 - 参考
- Pyrrosia lingua の画像
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