番紅花(ばんこうか)
- 分類
- 活血化瘀薬
- 出典
- −
- 処方用名
- 西紅花、蔵紅花、サフラン
- 基原
- アヤメ科 Iridaceae のサフラン Crocus sativus L. の柱頭および花柱の上部
- 性味
- 甘/寒
- 帰経
- 心、肝
- 効能
- 活血化瘀、通経の効能は紅花と同じで薬力がはるかにすぐれ、涼血解毒、解鬱安神にも働くので、紅花と同様に使用するほか、温病の熱入営血にも用いる。
特に斑疹で熱象が強くて血流が滞り、斑疹の色がどす黒くて鮮明でないとき、また温病の熱が血分に入る証候などに用いる。
番紅花そのものは希少で値段が高いので、臨床であまり使われていない。 - コメント
- サフランはブイヤベースやサフランライスなど、料理のスパイスとして使われていますが、高価なことでも知られています。
エジプトに行ったとき、バザールでサフランというネームプレートを見て、『おかしい、サフランらしくないし、値段が安い』と、不信に思いつつ買ってきました。
帰宅してつくづく眺めると、やはりこれはどう見ても紅花です。
エジプトでサフランといったら紅花を指すのでしょうか。 - 参考
- Crocus sativus の画像