毛冬青(もうとうせい)
- 分類
- 活血化瘀薬
- 出典
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- 処方用名
- 毛冬青、毛被樹根、烏尾丁、毛冬青根
- 基原
- モチノキ科 Aquifoliaceae のモチノキ属植物 Ilex pubescens HOOK. et ARM. の根
- 性味
- 辛、苦/寒
- 帰経
- 心、肝、肺
- 効能
- 活血通脈、清熱解毒、袪痰止咳
1.活血通脈 閉塞性血栓血管炎(バージャー病)に、単味の煎剤・錠剤・シロップ剤あるいは注射剤として使用し、血液循環促進・抗菌・消炎の効果がある。
煎汁を外用すると止痛、去腐、生肌の効果があり、金銀花・当帰・玄参・甘草などを配合すると効力が強くなる。
冠性心疾患の狭心痛に、煎剤あるいは注射剤を用いると、冠状動脈拡張、血流量増加、症状改善の効果がある。
丹参・鬱金・延胡索・川芎などと使用してもよい。
脳血管障害後遺症に、単味で用いると有効である。
中心性網膜炎の急性水腫型に、煎剤・錠剤・注射剤を用いると循環改善・水腫吸 - 参考
- Ilex pubescens の画像