蛤蚧(ごうかい)
- 分類
- 補陽薬
- 出典
- 雷公炮炙論
- 処方用名
- 蛤蚧、蛤蚧尾
- 基原
- ヤモリ科 Gekkonidae のオオヤモリ Gekko gecko L. の内臓を除去して乾燥したもの
- 性味
- 鹹/平。小毒。
- 帰経
- 肺、腎
- 効能
- 補肺気、助腎陽、定喘嗽、益精血
1.肺虚による咳嗽、腎虚による喘息に用いる。
特に腎不納気による喘息に対して効果が良い。
多くは人参、杏仁、貝母などを配伍する。例:人参蛤蚧散。
2.インポテンツに用いる。
腎陽不足、精血虚虧によるものに適用する。
単味で酒に浸けて服用する。
効力を増強するために、人参、鹿茸、淫羊藿などを配伍して使用する。 - 注意
- 風寒、あるいは実熱による喘息、咳嗽には禁忌。
- 参考
- Gekko gecko の画像