海馬(かいば)
- 分類
- 助陽薬
- 出典
- −
- 処方用名
- 海馬、大海馬
- 基原
- ヨウジウオ科 Syngnathidae のオオウミウマ Hippocampus kelloggi JORDAN et SNYDER、イバラタツ H.histrix KAUP、H. trimaculatus LEACH などの内臓を除去したもの
- 性味
- 甘/温
- 帰経
- 肝、腎
- 効能
- 補腎壮陽、納気平喘、止遺尿、調気活血
1.補腎壮陽、納気平喘、止遺尿 腎陽虚のインポテンツ、勃起不全に、淫羊藿、鹿茸、杜仲などと用いる。
遺尿には桑螵蛸、莵絲子、五味子、覆盆子などと使用する。
虚喘の呼吸が浅い、吸気性呼吸困難などには、蛤蚧、人参、胡桃肉、沈香などと使用する。
2.調気活血 難産に、単味の粉末を使用する。
癥瘕積聚(腹腔内腫瘤)に、木香、大黄、牽牛子、巴豆などと使用する。例:木香湯。
瘡疔腫毒(皮膚化膿症)に、穿山甲、軽粉、雄黄などと粉末にして外用する。 - 参考
- Hippocampus kellogg の画像