枳朮丸(きじゅつがん)
出典 | 脾胃論 |
組成 | 炒枳実30g、白朮60g |
方解 | 君-白朮-健脾袪湿 臣-下気化滞、消痞除満 |
用法 | 丸剤にして1日2回、毎回6〜9gを服用 |
効能 | 健脾消痞 |
主治 | 脾虚気滞、飲食停聚。 胸脘痞満、食欲不振。 |
方意 | 本方は脾胃虚弱、飲食気滞によるものを治す。 脾虚不運、食阻気機であれば、食欲不振、胸脘痞満を起こす。 治療は補脾行気で消食積をする。 方中の白朮は君薬で、主に健脾袪湿をし、脾の運化を助ける。 枳実は臣薬で、下気化滞、消痞除満をする。 白朮の用量は枳実の倍であるが、その意味は補を主とする。 |