完帯湯(かんたいとう)
種類 | 固崩止帯剤 |
出典 | 傅青主女科 |
組成 | 炒白朮30g、炒山薬30g、人参6g、酒白芍15g、酒車前子9g、製蒼朮9g、甘草3g、陳皮1.5g、荊芥穂1.5g、柴胡1.8g | メモ | 三人甘く、ジュツジュツ、サイシャクチンの車は黒 |
方解 | 君-人参-補気健脾 -白朮-補気健脾、燥湿 -山薬-補気健脾、渋清、止帯 臣-蒼朮-燥湿運脾、芳香行気 -陳皮-燥湿運脾、芳香行気 -車前子-淡滲利湿 佐-白芍-疏肝扶脾 -柴胡-昇陽 -荊芥穂-入血分、袪風湿、止帯 使-甘草-諸薬調和 |
用法 | 煎服 |
効能 | 補中健脾、化湿止帯 |
主治 | 脾虚肝鬱、湿濁下注。 帯下色白あるいは淡黄、清稀無臭、顔面[白光]白、倦怠便溏、舌淡苔白、脈緩あるいは濡弱。 |
方意 | 帯下はよく脾肝と密接に関連する。 脾は運化を主とし、肝は疏泄を主とする。 もし、脾虚不運であれば水穀の精微不化、湿濁内停、下注して帯になる。 もし、肝鬱乗脾によって脾失健運であれば湿濁下注によるもの帯を生ずる。 だから、帯下の色は白あるいは淡黄、清稀無臭、顔面[白光]白、倦怠便溏、舌淡苔白、脈緩濡弱はいずれも脾虚湿盛の症候である。 だから治療は益気舒肝、化湿止帯をする。脾虚肝鬱、湿濁下注。 帯下色白あるいは淡黄、清稀無臭、顔面[白光]白、倦怠便溏、舌淡苔白、脈緩あるいは濡弱。 |