丁香柿蒂湯(ちょうこうしていとう)
種類 | 降気剤 |
出典 | 症因脈治 |
組成 | 丁香6g、柿蒂9g、人参3g、生姜6g |
方解 | 丁香-温胃散寒、下気逆不下 柿蒂-温苦支部、降逆止 人参-益気補気 生姜-温胃降逆 |
用法 | 煎服 |
効能 | 温中補虚、降逆止嘔 |
主治 | 胃気虚寒。 呃逆不止、胸痞脈遅 |
方意 | 本方は胃気虚寒、胃失和降、胃気上逆による逆を治す。 脈遅は寒象で、胸痞は気逆不下のためである。 治療は温中益気、降逆止 を主とする。 方中の丁香は温胃散寒、下気止 で、柿蒂は性温苦渋、特に降逆止 で、二薬は配伍して胃寒 逆を治す要薬である。 さらに、人参は益気補気、生姜で温胃降逆をする。 諸薬は協力して散胃寒、平気逆、復胃虚を果たし、 逆を止め、胸痞も治る。 |