参附湯(じんぶとう)
種類 | 回陽救逆剤 |
出典 | 正体類要 |
組成 | 人参9g、炮附子6g |
用法 | 水煎服 |
効能 | 回陽固脱 |
主治 | 陽気暴脱。 手足逆冷、頭暈気短、出汗脈微。 |
病機 | 陽気がまさに脱衰しそうになったショック状態。 救急固脱して危急状態をしのぐべきで、大温大補が必要 |
方意 | 猛烈な補陽気、救暴脱の剤である。 よく救急に使う。 前述の主治の他に、大病極虚欲脱、産後あるいは生理暴行、崩注、あるいは癰瘍久潰、血脱亡陽等はいずれも本方で治す。 しかし、陽気が回復し病状が安定したら、弁証論治が必要で、過量に服用してはいけない。 純陽剤なので助火、傷陰、耗血の恐れがある。 用量は具体的な病状により加減する。 あるいは、適当に竜骨、牡蠣、あるいは止血薬を加えて固脱の効を増強する。 |