苓姜朮甘湯(甘草乾姜茯苓白朮湯・甘姜苓朮湯・腎著湯)(りょうきょうじゅつかんとう)
種類 | 温化水湿剤 |
出典 | 金匱要略 |
組成 | 乾姜12g、茯苓12g、白朮6g、甘草6g |
用法 | 水煎服 |
効能 | 温中除湿 |
主治 | 腎著(寒湿停着肌肉) |
病機 | 寒冷や多湿の環境のために寒湿が侵襲し、肌肉に停積した状態。 |
方意 | 脾は肌肉を主り水湿の運化を主るので、肌肉の寒湿は温中健脾を通じて除去するのがよい。 辛熱の乾姜は温中散寒に働く、健脾除湿の白朮、茯苓は運化を強めて利水し、乾姜とともに寒湿を除去する。 甘草は健脾和胃と諸薬の調和に働く。 |