草根木皮みな薬
 

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葱豉湯(そうしとう)

出典 肘後方
組成 葱白3枚、豆豉6g
用法 水煎し汗が出るまで頓服する
効能 通陽発汗
主治 外感初起。
悪寒発熱、無汗、頭痛、鼻づまり等。
病機 外感風寒の軽症で表衛の鬱阻がはなはだしくなく、表証も軽微である。
方意 軽宣微汗により達邪外透する。
辛温の葱白は通陽発汗に働き、辛甘の淡豆豉は解肌宣散により葱白を補助する。
本方の薬性は和平で、辛温ではあるが傷津の弊害をもたず、外感風寒の軽症に適している。