珍珠母丸(真珠丸)(ちんじゅもがん)
種類 | 重鎮安神 |
出典 | 普済本事方 |
組成 | 珍珠母22.5g、当帰45g、熟地黄45g、人参30g、酸棗仁30g、柏子仁30g、犀角15g、茯神15g、沈香15g、竜歯15g |
方解 | 人参-養血滋陰、益気生血 当帰-養血滋陰、益気生血 熟地黄-養血滋陰、益気生血 真珠母-平肝潜陽、鎮心安神 竜歯-平肝潜陽、鎮心安神 酸棗仁-安神定志、寧心安眠 柏子仁-安神定志、寧心安眠 茯苓-安神定志、寧心安眠 犀角-鎮驚 沈香-浮陽を摂納 朱砂-鎮驚安神 |
用法 | 蜜丸にする。 朱砂で蜜丸の表を包む。 薄荷の汁で服用する。 |
効能 | 滋陰養血、鎮心安神 |
主治 | 陰血不足、肝陽偏亢、神志不寧、寝つきにくい、時に驚悸、頭芽眩暈、脈細弦等 |
方意 | 本方は陰血両虚、心肝陽亢による頭目眩暈、神失不寧、寝付き悪い、驚悸を治す。 方中の人参、当帰、熟地黄は養血滋陰、益気生血で、陰血不足の本を治す。 真珠母、竜歯は平肝潜陽、鎮心安神で、驚悸を抑え、心肝陽亢の標を治す。 酸棗仁、柏子仁、茯神は安神定志、寧心安眠を果たす。 犀角、沈香の配伍作用は犀角が鎮驚で、沈香が浮陽を摂納する。 朱砂は鎮驚安神を果たす。 本方の配伍は標本兼治で、陰復陽潜、心肝承制し驚悸、寝つき悪い等の症は治る。 本方の配伍は滋陰養血と平肝、寧心を併用するが単純な痰熱、痰火による驚悸、寝つきが悪い症には適応しない。 |