四妙勇安湯(しみょうゆうあんとう)
種類 | 外瘍剤 |
出典 | 験方新編 |
組成 | 金銀花・玄参各90g、当帰30g、甘草15g |
方解 | 金銀花-清熱解毒 玄参-瀉火解毒 当帰-活血散瘀 甘草-清熱解毒を増強 |
用法 | 煎服 |
効能 | 清熱解毒、活血止痛 |
主治 | 脱疽。 熱毒熾盛。 症は病肢には黯紅微腫、灼熱、潰濫腐り、痛みひどい、あるいは発熱口渇、舌紅脈数。 |
方意 | 本方は四肢遠端、特に下肢の脱疽を治す。 本方の証は熱毒化火、内鬱によるものである。 火毒内阻、血行不暢、瘀滞筋脈であれば、病肢に紅腫灼熱、痛み、潰濫腐りが見られる。 方中の金銀花は清熱解毒を主とする。 玄参は瀉火解毒をする。 当帰は活血散瘀をする。 甘草は金銀花を手伝って清熱解毒の作用を増強し、清熱解毒、活血通脈の効を果たし、解毒、行血、消腫止痛をする。 本方は現代の臨床ではよく熱毒型の血栓閉塞性脈管炎、あるいはその他の原因による血管栓塞の病変を治療する。 運用中にはよく症状に従い、活血袪瘀、活血止痛、養陰清熱等の薬を配伍する。 しかし、陰寒型、気血両虚型の血管栓塞性の病変には適さない。 |